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アトリエ ハーフ・ムーン

大人・こども・絵を描いて遊ぶ教室

 描いてみよう

 手とハートは知っている

 

★不登校をされている方へ
元々、アトリエを開いた頃から
不登校されている子どもたちに向けて
メッセージを考えていました。
自分の感覚を取り戻し、自分で育てていく。
そのきっかけになれたら、と思います。

 

★アトリエのOPEN 時間は、
通常13時-17時ですが、
ご希望があれば、20時まで広げられます。
お気軽にお問合せください(^^)。




ハーフ・ムーンより、お知らせです。
2024.1.18より、長い1ページのHPにしています。アトリエのOPENカレンダーと、お問い合わせフォームは、先頭に置いておきます。


新しいHP出来ました
こちらです↓
https://halfmoontakutika.com/
アトリエのはじまりのことや、考え方、遊び方、Q&Aなどを、くわしく載せてあります。これから更に編集して充実させていく予定です。アトリエへの申し込みは、新旧どちらのHPからでも大丈夫です。しばらくは、新旧両方を使っていきます。

アクセス
アトリエは、埼玉県川越市です。最寄り駅は、東武東上線・JR川越線の川越駅 、または、西武線・本川越駅です。駅前の、停留所から西武バス【本54】川越営業所行または、【本53】今福中台行にお乗りください。中台橋で降車、徒歩3分です。お申し込みのあった方へ、詳しい住所をお知らせします。車で来られる方は、駐車場をご案内しますので、車で行きますとお知らせください。

レッスン料金
初回の体験WSは、1000円です。
通常のレッスンはA、Bとも、3000円です。小学生以下は、1500円です。
*小学生、中学生の付き添いの保護者さんには、一緒にお絵描きするのをおすすめしますが、保護者さんのレッスン料金はいただきません。
*ペア割引あり。お友達と二人で来られる時は、お二人で5,000円です。
*ご紹介割引あり。紹介した方は、その回は2,500円です。紹介された方は1000円の初回WSをどうぞ。

 

アトリエのOPEN

時間割です
AとB、どちらかの時間帯をお選びください。
17時すぎの時間をご希望のときは、20時まで対応可能です。お問い合わせください。
5月・日曜日OPENは
5/12㈰、5/19㈰

土曜日のOPENは、
5/18㈯

ZOOMでお絵描きは土日以外の20時~21時。
ご希望の方は問合せ欄にコメントをどうぞ
6月・日曜日OPENは
6/2㈰、6/9㈰、6/16㈰、6/23㈰、6/30㈰

土曜日のOPENは、
6/1㈯、6/8㈯、6/22㈯

ZOOMでお絵描きは土日以外の20時~21時。
ご希望の方は問合せ欄にコメントをどうぞ
小見出し
ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。

お申し込み・お問い合わせ

フォームから送信された内容はマイページの「フォーム」ボタンから確認できます。
送信
こんにちはと、あいさつして、小さなウォーミングアップから始まります
人型の絵に10分くらいで簡単な塗り絵をします。
手や足の暖かい・冷たい、肩こりの感じ、などなどを、色で描いていきます。
すると、カラダと色の感覚が近づいてきます。

ウォーミングアップもうひとつ

初めての場所で、絵を描くというのは、緊張から始まりますよね。
緊張は、ダメなことじゃなくて、カラダが自分を守るための必要な反応です。
その緊張と付き合っていくための遊びをすることにしました。
必要な緊張か、そんなには、いらない緊張なのかを感じていきます。
何をするかというと、私とかわりばんこに、同じ画用紙に、何か描いていきます。
描いていくことが、お互いの自己紹介、あいさつ、おしゃべりになっていきます。
子どもは子どもなりの。おとなはおとななりの何かが現れてきます。
上手くいかなくてもいい、ただ、何かを味わっていく。
お互いを感じて、いつもと少しちがう自分。。


YouTubeで川のせせらぎの音を流していますので、
その音を聞きながら、静かに呼吸をして、気持ちが落ち着くのを待ちます。
上手くいっても、いかなくても、大丈夫。
ココロの旅に出たら、今日は何に出会うかな。。
知ってる道から行くのもよし、ぜんぜん知らない道をいくのもよし。。

絵を描くという旅。目を入れる楽しみ。2024.4.20 

アトリエ ハーフ・ムーン2024.4.20 Iちゃん5回目、今日は、ひとりです。お母さんは、終了時間にお迎えに来ます、とのことです。OKです♪もう、ひとりでも大丈夫だよね!

さてー、今の自分、描こうか♪水彩で始めます。Iちゃんのポニーテールは黒。いろんな濃さの黒、どんなのにしようか。。顔は肌色を作って、目は黒。水彩でこの順番で描いていくと、目の黒がにじんで困った。どうする?ふきんで押さえてみる。そして、少し待ってみることに。その間に他を描く。描き方、そのものが遊びなのだ。平筆をスタンプみたいに使ってTシャツの輪郭や手のひらを描いている。こんなやり方があったのかー!と、遊びが苦手だった私は、感心します。

あ、足が入らなくなっちゃった。じゃあ、画用紙を継ぎ足しましょう。セロテープで小さい画用紙を足します。ちょっとずれても、平気。足が描ければいいの。で、もう一度、目を黒で描いてみる。うーん!まだ広がっちゃうー!どうしたい?うーん!どうしようー?!このまま、乾くまで置いておくことにします。どんどんいきます。

私は隣で茶色の絵の具をにじませて遊んでいました。Iちゃんが、それ、くまのぬいぐるみみたい!と言って。そしたら、ぬいぐるみに見えてきたのでそっち方向へいくことに。Iちゃんも、茶色でぬいぐるみを描き始めます。茶色、オレンジっぽくなったり、黒をまぜると、ちがうなあ、という色になったり。欲しい茶色を考えながら作ってます。

黒はねー、色じゃないんだよねー。どんな色に混ぜても、新しい色―って感じにはならなくて、暗くなっちゃうんだよねって。でも、使いたいときは大いに使うのがいいよ。

お家にあるのは、たぶん大きいぬいぐるみなのかな。画用紙からはみ出しそう!なので、また継ぎ足します。セロテープ、切りにくかったら手伝うからね。うん、わかった!今度はIちゃんひとりで、どんどん貼ってます。そして、目を描きたい、のだけど。でも、今描いたら、絶対にじんでしまうのをわかっているのでIちゃん、今度は慎重です。乾くのを待ちながら、ネコをなでに行ってました。

なかなか乾かないねえ、ということで、その間に、工作始めます。もう、紙コップも色紙も自在に使ってます。私は、2枚目の絵を描きながらIちゃんとお話ししてます。こうしようかな?!いいんじゃない?!みたいなことが、パワーになっていきます。

私も工作で遊びだしたとき、それを見ながら、Iちゃんアイデアが湧いてきたようです。「紙コップをプリンにして、そこからウサギが出てくるの!」すごく楽しそうなイメージらしいのです。それ、Iちゃんが作ってみたら?!そんなに面白そうなんだもん、Iちゃんが作るのがいいと思うよ?

Iちゃん、にんじんを手際よく作った後でさっそく、プリン作りを始めました。そろそろ、あと30分くらいでお母さんがお迎えにくる時間です。なので、ラストスパートの雰囲気!私は、紙コップを切って、これ、蛇にしようかなーとか遊んでました。目を描いたり、蛇の舌を作ったりしたとき、Iちゃんに見せて、おー!とか言ってもらってうれしいのです。

お母さんがお迎えに来た時、まだ工作が終わってなかったので、少し上がって待っててもらいます。乾くのを待ってた、くまさんの目は、お家に持って帰って描くのかな?と思ったら、ここから描き始めました!おお、急ぐときはサインペンの登場!すごい集中で、のびのび描いて、くまさんの目ができました。

Iちゃんの絵を見てると、目を入れるってこういうことなのか!って思います。私のくまさんは、ほわーっとしてます。同じぬいぐるみを描いても、この表現したいモノのちがい、面白いです。感じたものしか表現できない。感じてるものが、表現となっていく。絵もタイコも太極拳も。

最初に描いた、目が滲んじゃった絵。最後に見てみると、これはこれで、かわいいんじゃない?!お母さん、思わず笑ってます。本人も、ま、いいかって。だって、いい笑顔なんだよね💗

絵を描くという旅。実感で絵を描くこと。2024.4.2 

Hくんとお母さん、初めてのアトリエ来訪です。お二人に、「今の自分」を描いてもらいました。お母さんは、そのままの素敵な笑顔を描いてますし、Hくんは、きゅきゅっと目を描いてました。いい顔だなあ。。そして、ズボンの色をぐいぐい塗りながら、次の絵に行きたい!と思ってるのが伝わってきます。「今の自分」は、こちらからのリクエストですが、そうだよね、早く自分のやりたいこと始めたいよね!

絵の具を使うのを楽しみに来てくれたようです。筆を選んで絵の具に浸します。画用紙にたっぷり塗ります。いろんな色で繰り返してます。溶いて準備してある色は、さらに混ざっていきます。茶色?紫?不思議な色です。もともとは、お客さんたちの塗り残した絵の具。それを集めて、大き目のパレット(本当は100均の製氷器)に並べてあるのです。溶いてあるのですぐ使えます。遊びたいときに遠慮なく使えます。描くというより絵の具と筆で遊ぶ、水遊びに近い。満足したら、次にいきます。本人第一主義のアトリエです。

Hくんは、イスの端っこに膝を立てて描くのでイスはぐらぐらする。ぐらぐらさせるのが集中とセットみたいです。お母さんが話してくれました。体幹がまだ弱いので、疲れやすいから楽な姿勢を探して、そういう姿勢になるんではないか、と言われたことがあります、と。

体幹の話題がここで出てくるとは。。感慨深い!私が体幹という言葉を初めて聞いたのは10年前です。そこから、体幹て何?の探求が始まったのでした。体幹は、絵を描くときにも働くのだなあ。。体幹が反応して揺れてリズムを感じていく。太極拳の動きを理解するのも、体幹を感じて動くと面白い。。つい、いろんなお話をしたくなりますが。。たとえば、太極拳の片足で立つ型。私、一生できないと思ってたんですが、いつのまにか出来てきて。と、お話するとお母さんも、H君のいろいろを思い出して、そうそう、遊んでるうちに出来ることが増えてきたんですよ、と。だから体を動かして遊ぶことは大事なんですよねー。世界の土台が広がるんです。これは実感です。遊びながら、楽しんでるうち、カラダが勝手に整えていく。体幹は、いろんなセンサーの元になっていく。押すのも引くのも逃げるのも。。

 

Hくんが、砂をさわったり、まとめたのを切ったりして、遊び始めたら、なんだか素敵な集中が始まってきました。細かく、たくさん切る。ヘラでそっとはがして、持ち上げて様子をみる。。砂遊びって、奥が深いんだなあ。。私も今度、それやってみよう。。

その間に、お母さんに「今の自分」を描いてもらいました。なんでもいいんです、思いついたものを。きれいな色でお花を描いて、顔を描いて「はらぺこあおむし」が出来てきました。ええと、穴の開いてる絵本でしたよね?遠い昔、子どもと読んだ覚えがあります。「あおむしは、りんごを食べて、なしを食べて・・・最後なんだっけ?」「カップケーキ」「スイカも」お二人で会話してます。ストーリー、よーく覚えてるんですね!何度も読んだおなじみの絵本だったのです。あおむしくん、そんなに食べたらそれは苦しいよねって話していたそうです。自分も一緒に食べてる感覚で読むと、リアルな絵本だったのだなあ。私は、子供向けのユーモアとして、読んでいたんだなあ。

実感があると、楽しさは倍になる。会話も、絵本を読むことも。絵を描くことも💗

そのお母さんを見ながら、Hくんも、もう一度、絵の具で遊びます。アトリエ終わりのころのHくん、そっと味わう感じの絵が描けてました。

絵を描くという旅。描くのは楽しくて楽しい!2024.4.6

Iちゃん4回目のアトリエです。ますます楽しいのです。I ちゃんの「今の自分」。こんにちは!とやってきたI ちゃんはホントに、こんな雰囲気でした。目が元気!ネコちゃーん!とネコにもあいさつして、さっそく始まりました。お母さんも元気な「今の自分」を描いてます。やっぱり、目が元気ですー!

みんなで描く一枚は、木を描いてみました。みんなでいろんな枝を描いたら面白い木になるかな?と密かに計画してみましたが、枝より先に、桜の花が登場しました!この地域も、そろそろ満開になってきてます。桜、こんな感じかなあ?って、お花見してるみたい。大人は桜の花を描き足してIちゃんは、青い花と、鳥。さくさく描いて、次に行きます。

使いたくなったらどうぞと、工作の材料を渡しました。マスキングテープと色紙と袋を留めるのに使うカラフルな針金。Iちゃん、触りながら何を作るか考えてます。何にしようかな??何を作るかは、完全に自由です。ポン!と浮かんだものを作ってみる。まずやってみる。本人のやりたいことがメインです。思ったようにできないときだけ手伝います。

お母さんは、スマホの画面を見ながらアニメ・ワンピ―スのナミちゃんを描いてます。ナミ、パワーのあるキャラですよね。どんどん描いてます。サインペンでしっかり描いてます。描きあげて、しばらく休憩してました。一気に描いてましたからねー。。

Iちゃんが熱心に工作している間に、お母さんから「絵に感情を入れるというのはどんなふうにするの?」と質問があったのです。わー。素敵な質問。そこで、実験してみませんか?とお誘いしたのでした。

今の自分の感情にぴったりな色、選べると思うんですよ?40枚くらいある色紙をみてもらって、気になった色を選んでもらいました。黄色を2種類。そして、好きな形にちぎってもらいました。すると、もう何か始まったようでした。丸くちぎった黄色。青のサインペン4本同時に持って、線を描いてます。何気ない楽しさ、味わっています。何か足したいものは?と聞くと、ない、とうれしそうです。

了解です。こんなふうに何回も描いてみると面白いんです。そして、味見するように、そこに何か足したいかな?と感じてみる。遊んでみる。。。もうひとつ、遊びながら実験。黒のサインペンで、試し書きみたいにぐるぐる描いてもらいます。その隣に、今度はサインペンの重さを感じながら画用紙の引っかかり具合も感じながら描いてもらいます。なんでもいいんです。モノでなくてもいいんです。(これ、言うの忘れてしまいました)飛んでいる孔雀のような絵になりました。最初のぐるぐるの線に比べるとなんだか味わいがある線になっているでしょう?

ゆっくり、じわじわ進む。。サインペンを止めて、丸くにじんでいく黒を味わう。。そこに何を足したい?これでいい?これを何回も味見していく。カレーを作るときみたいに。自分に聞いていく。。その感じが、現れてくるのだと思います。サインペンのインクが、テーブルに移ったのを心配してくれましたが、ぜんぜん大丈夫です。このテーブルは、そういう役目。お客さんのいろんな色が重なっていくのです。

I ちゃんは、時間ぎりぎりまで工作に集中してました。画用紙を丸めてテープで巻いてカブとニンジンと、植木鉢と、お花とハンバーグ!で、もっと長くやりたい!って。すっごいなあ!遊ぶってそういうこと!

絵を描くという旅。2024.3.23

誰にも邪魔されない場所で、自分のシンプルな興味をつなぐ=自分への信頼をつなぐ。ここが、大事なところ。ここは、そういうアトリエでした。Ⅰちゃん3回目、お母さんと一緒です。今回も面白いこと、いくつもありました。興味を向けるもの、表現するものが増えた。素の自分を表現する面白さ。そこに誰かが係わる面白さ。それが、自然に増えてきました。

1回目、2回目は、アトリエにいるだけで、いっぱいいっぱい。だから、工作の材料をお見せすることは少ないんですが、今回は、色とりどりのマスキングテープを準備したら、Iちゃん、遊びだしてました。アトリエのあちこちに置いてある工作や絵や葉っぱにも興味を持って、これは何?と聞いてました。いろんな遊びの誘い水になればいいなと置いてあるのです。 だから、聞いてくれるのはうれしい。材料はいろいろ用意しておきます。それをどう遊ぶかは、自分で決めていく。。工作で困ったときは、相談に乗ります。材料コーナー、広げておきますね!「今の自分」は3人3様でした。私は、ワクワクしているし、Iちゃんは、さー始めるぞー!の感じだし。

お母さんは静かに今の自分を描いていてました。最初、目は色が塗られてないとき。そこで終わるのかな?という感じのとき、I ちゃんがそれを見て、「その目、怖いよー!」と訴えてます。なるほど、お母さんの目だから、そんな風に思うのだ。 お母さんの目が、これでは心配なのだ。。そう言われてお母さん、また描き続けます。目の色が塗られて、服の襟も描かれて、ぐっと落ち着いた感じになりました。自分の周りの空気も描いてみると面白いですよ?と言ってみました。自分は今、どんな空気、気配を持っているか。それを描いてみる。お母さん、少し間をおいて、赤系の色をパステルで塗っています。この意味は、個人情報なのでここでは書きませんが、聞けば、おー、なるほど!そんなことがありましたか、と。大事な出来事があった。それで、この色になった。。素の自分を、ただ色で表現する。リアルな気持ちは、パワーがあります。

みんなで描いた絵は、やっぱり言葉のやりとりが、面白かった。正解はない、のだけど会話をつなげていく。。小さな協議、いいもんです💗で、画用紙が埋まっていく。今回は、奥行きが出てきました。小さい子どもを描きながら、グランドマザー・モーゼスは、アメリカの画家ですが、こんなふうに絵を描いたんではないかな、と思いました。自分と会話しながら。。

Iちゃんは、グリーンのテープの使い方を思いついたので、どんどん貼っています。3月で、クリスマスツリーもOKです。思いたったら吉日!ですもの。貼りながら工夫しながら、どんどん行く。大人ふたりは、少なからず影響うけてると思います。
どんどん描きたいことって、私は何かあるかな?思いついたのは最近の出来事でした。「あれはどういうことか」を超主観的に描いているとああ、そうだったと、展開する。絵を描くのもカラダを動かすのも、もともと、超主観的なものなのだ。勢いで描きたくなるのは、超主観的センサーが発動してるとき。

それが本人の気持ちなら、何をどう描いてもいい。そういうお手本(?)として私の絵のこと、少し話していい?と話させてもらいました。絵の写真は載せますけど内容解説はアトリエに来た方だけの特典です(笑)

お母さんは、スマホの画面のアニメを模写しています。小さい画面を大きく描くのはむずかしいはず。集中して描いてます。髪の毛はパステルのオレンジ色。パステルはていねいに塗ると、とてもパワフルな色なのです。今日は、「色、使った!」とうれしそうでした。1枚目の絵との差が今回も面白いなあ。Iちゃんも、お母さんも💗丁寧に絵を描く、ということは変化を連れてくる。。

絵を描くという旅。2024.3.16

Iちゃんとお母さんが遊びに来られました。Iちゃん、2回目です。ヒト型ぬり絵の1枚目を見ると、描きたいことがたくさんありそうな Iちゃんそのものの感じがします。

 Iちゃんのぬり絵には、いつも生き生きした目があります。目は当然あるものだから、ないと困るのだ、という感じ。お母さんのヒト型ぬり絵は、ヒト型だけど、「空」を描いたそうです。今の自分は、空と星の気持ち💗

 その後、いつものように、みんなで1枚の絵を描きます。Iちゃん、さっそく描き始めます。なかなか次の人の番にならないので、このままひとりで描きたい?と聞いてみると、そうではなかった。

木と葉っぱを、まずはたくさん描きたかったのです。そこに、みんなで描いていこうよ!というアイデアだったのかな?

 ちゃんと順番は、まわってきました。次にお母さんが、描きます。すると、Iちゃんのリアクションがあり。バスケットボールの試合なら、審判がぴぴーと笛を吹くような。ちょっとした協議があり、ルール確認があり、試合は続くのでした。遊びに協議はつきものだったなあ、と思い出しました。

小さいとき、近所のお姉さんと石蹴りとか、ゴム飛びで遊んでるときルール確認は厳正な場面でした。「○○ちゃんは、小さいからいいの」なんていう特例ルールもあったなあ。。

みんなで1枚を描くという遊びはみんなで順番に描き加えていくのです。次の人は、前の人の描いたあとに描き加えていく。ここにドラマがあるのですよ。どんな絵になるかわからない。どのへんをOKにしていくか。本日のルールは、描きながら、少しづつ広がっていく。ちょっとした冒険を遊ぶ。

お母さんは、繊細な葉っぱやミツバチを丁寧に描いてます。Iちゃんも、そういうことをしたいみたいだけど、子どもらしいおおらかな表現になってしまうのを楽しんでます。私はどうしようか。。動物を登場させてみることにしました。あとでそこに、Iちゃんが目を描いたりしました。

舞い降りる鳥を小さく描こうとしたときは、大きめの筆でなんとかしようとしたらIちゃんとお母さんがこれ、使ったら?!と細い筆を差し出してくれました。おお💗描いている気持ちを一緒に味わって見ていてくれたのがうれしい。でも、細い筆じゃなくて、描きたかったので、今は、大丈夫、と返事しました。それが伝わったのもうれしい。指導者と生徒の関係でないのもうれしい。

その後は、お二人とも2、3枚ずつ、自由に描いてました。Iちゃんは今回もネコを描いてます。何回も見に行って触ってネコの重さが伝わってくるような絵です。

お母さんは風景を描いてました。広い広い空が印象的です。故郷の風景だそうです。それから、ウチのカメも描いてました。カメもかわいいですが、そのまわりの水と黒い石の具合が素敵です。色を使うのが苦手と、お話してましたが、今、大事に感じる色を使っている実感があるのでした。

ウチのアトリエで遊ぶ目的は、今の自分を探求して感じていくこと。実感は大事にしたいところです。

実感は自分の拠点みたいなものだと思います。そこがしっかりわかっていると、実感と一緒に新しい感覚を試したとき変化がわかりやすいのです。変化をあれこれ遊ぶのも楽しいですが、今、持っている感覚を大事に広げていくのは静かな楽しみです。

最後のヒト型ぬり絵はIちゃんは、花柄の色紙を切って大きな壺(かな?)を貼ってます。模様を切り抜いてネコの絵にも貼りました。時間いっぱいまでやりたいことをやりきって、とても忙しい!でも楽しい!のです。グレーの色鉛筆で人型を描いていたんですが最後、目は黒で、しっかり描かれてました。目は、こうでなくちゃ!と言う感じです。

お母さんにも、グレーの色鉛筆をお渡ししました。ヒト型ぬり絵を描いてもらおうと思ったんですが、お母さんは、アニメ「呪術廻戦」の登場人物を描きました。これは、今の自分?と聞くと、にっこりしてうなずいてました。

なるほど!ヒト型ぬり絵以外で、今の自分を表現する!もちろん、OKですとも。アニメでは、目を覆うように黒い布を巻いてる人物ですが、そこは、渋い金色の色紙を貼りました。こんな色紙、あったかな?と思ったらIちゃんが切った色紙の裏がこの色だったそうです。この紙だけ裏が金色だったと、うれしそうなのでした。

あとで気づいたんですが、この日、お母さんが描いた絵の中で、無彩色以外の1色が、一番はっきり表現されているのが、この金色なのでした。

色を使うのが苦手な人が色を使うとき、大事な深さを感じます。そういうことをお互いに味わうとき アトリエの役割を感じます。

絵を描くという旅。2024.3.9

アトリエハーフ・ムーンのパンフレットを、子どもたちの放課後をサポートする施設に置いていただけることになりました。パンフレットと言ってもA4の用紙にプリントして小冊子ふうに折りたたんだものです。ネコと一緒の写真のやつです。大きさは7㎝×10㎝くらい。

どんな教室なのか、短くわかりやすくまとめてあります。
(欲しい方いましたら、メッセージください。お分けします)

パンプレットを受け取りに、Eさんが来られて、せっかくなのでお話のついでに、絵を描いて遊びました。ウチのアトリエは基本的にお客さん2人が定員です。知らない家の居間で絵を描くのは、緊張するのがふつうなので、ヒト型ぬり絵しながら緊張を味わいつつ、それを大事にしながら始めるのが大事だと思っていて、とお話しました。お子さんのクラスがいくつもあるEさんの職場ですが、初めて来た子が慣れるまで、最初は個室で対応することもあります、ということでした。

 

まずは、その子が安心することが大事、ということなのだ。子どもたちの中で遊ぶ。ひとりで遊ぶ。それぞれの良さがあって、その子が自分の遊びを味わえたらいいのだ。

大人2人で水彩を遊びながら、お話を続けました。濡れた画用紙に色を置くと、ふわっと広がります。色がにじんで自然に展開していく。いろんな色で遊びながら、お話をすると、意外な気づきがやってきました。

Eさん、「あの子が、夢中になっていたのは、こういうことだったのかって、今、わかりました」と。

ストローに溶いた絵の具を含ませて、口にくわえて画用紙に吹き付ける遊びをしていたときのお話だったんですが。それまで、うまくできなくて興味なさげだった子が、あるとき上手く色を飛ばせたら、絵の具が混じりあっていってなんだかきれいな色になっていった。するとそこからは、いままでにない集中でずーっと遊んでいて、終わってからもとても満足していて。それは良かったんだけど、Eさんはその集中の具合をちょっと不思議に感じていたそうなんです。それを、ご自身で水彩を遊びながら、こういうことだったのか、と思う。

絵を描きながらふいにやって来る共感で、Eさんの時間が一瞬、特別なものになります。ほんのわずかに、空気が変わるので、大事な発見があったらしいと気づきます。無心に遊んでると、なんというか、あれはこういうことだったのか、と気づくことはよくあるんです。順序だてて考える気づきとはちがうのが、面白いんです。お母さんとお子さんが、一緒に一枚を描いたあとで、それぞれの絵を描くと、お互いの共感の幅が、ぐっと広がってることも、よくあります。絵を描くって、こんな効用があるのだ、と毎回感心するのです。

おしゃべりしながら一緒に描いた今回の絵も、素敵です。じわじわ味わいながら、色を置いていくと、いいですね。 コツは、浜辺で砂をさわるときみたいに、あまり考えないこと。。

絵を眺めていると、鮮やかな雲が立ち昇っていくみたい。ご本人が味わっているのが伝わってきます。。いい絵というのは、これがある、と思うんです。

絵を描くという旅。2024.3.1

2024年も、そろそろ春ですねー!
3月・4月に月1回×12回レッスンをお申込みの方へプレゼントを考えました。

レッスン12回の記録をアルバムにしてお渡しします

・子どもさんの場合は、変化・成長の記録です。絵や工作や会話を通して、子どもさんの成長が感じられます。毎回のハイライトの記録は楽しいです!いつも思うことですが、作品そのものより、その時の会話、雰囲気がとても印象深く、その人が現れていることがあるのです。何が起きるか、いつも楽しみです。

・中学生以上の方は、自分への探求の記録です。遊びながらその日の自分を味わっていきます。ます。ほんの短い時間でも自分をちゃんと感じる定期的なレッスンは、自分の内側の定点観測のようです。何が見えてくるでしょうか?どんな軌跡が見られるでしょうか?自分への理解が深まると、外側の感じ方も深まります。面白いですよー!

土日は、アトリエが不定期にお休みしますので、平日午後のレッスンをおすすめします。

毎回、同じ遊びでもOKですし、ちがう遊びも提案します。ご自分でやってみたいことがあるときは、それをやってみましょう。工作でも、大好きな絵の模写でも。素敵だなあと思うスカーフの色を描いてみる、とかでも。やってみたいことを遊びましょう!

絵を描くという旅。2024.2.23

5才のYくんと、7カ月の妹さんと、お母さんが遊びに来られました。7カ月の妹さんは、まだ赤ちゃんなので、お母さんに抱っこされて、ときどきおっぱいをもらっています。Yくんは、さっそく筆を持って水彩で遊ぶ気まんまんなので、水彩で遊びます。

大きい筆、ちいさい筆を使って、色を塗って遊ぶ。かなりのスピードで1枚が終わるので、すぐ、次の画用紙を渡します。わんこそばみたいに。でも大丈夫。そのうち、ひと段落するのです。

やってみたいことを、そのままいいよ!やってみて?!とやることは、本人のパワーの元になっていくと思うんですよ。。というお話しをお母さんとしながら、遊びは進んでいきます。

水彩の後は、サインペンで、恐竜の絵を、4枚くらい描きました。恐竜は、口が大きくて立派な歯で、手足の爪も立派です。そこがカッコイイんだね💗

 

紙粘土に、色を付けて遊ぶのもやりました。最初は青。青い恐竜を作りました。この形はあれだね、なんと言ったっけ・・「ステゴサウルス!」。うん、それそれ。。それから、黒の絵の具をしぼり出します。。。黒という色は、強力です。たっぷり使うと、すごいパワーがあります。紙粘土を黒くしながら、Yくんの手も真っ黒になり。おお!と、3人のテンションあがります。その手で、お母さんの手に、タッチしに行きます。だいぶしっかりのタッチです。お母さんもここ(手のひら)だけにしてね!と言いながら、しっかりタッチされてます。赤ちゃんを抱っこしながら、落ち着いてるお母さん、素敵!ちゃんと、お母さんの手も真っ黒になりました。しまった、この手の写真、撮るんだったー!Yくんの笑顔が本当にうれしそうでした。私の頭には、バッチリ記憶されました。きっと、おふたりの記憶にも残るでしょう。
その後は、手を洗って、砂で遊びました。キネティック砂です。固まりそうで固まりきらず、ホロホロ崩れる砂です。これで遊ぶと、気分が穏やかになる気がします。アトリエで登場するときは、いつも後半ですが、自然な流れだったかもしれません。Yくんがネコにさわってる間に、お母さんが砂で大きななめらかな丸形を作って、ナイフで切り込みを入れていました。おお、ケーキみたい!そのあとを、Yくんがさらに切り分けていきました。ていねいに、ていねいに。時間まで遊んで、Yくん、お腹すいた!と言ってました。たくさん遊んで、お疲れさまでした。またねー!
 
写真、一枚も撮らなかったんですが、いろんな恐竜のイラストがあったので、載せてみます。Yくんの描いてた恐竜は、この中にあるかなー?

絵を描くという旅。2024.2.12

小1のIちゃんとお父さんが遊びに来られました。

最初のヒト型ぬり絵。Iちゃんは、思い切りよく黒を塗って行きます。今日着ている、トレーナーの色です。元気な感じは、塗り方や雰囲気から伝わってきます。本当は、今のカラダの具合、温かさや、冷たさを描いていくぬり絵なんですが、子どもさんは、なんでも大丈夫です。何色を使っても、息づかいや塗り方が、そのまま自分の表現になるのです。子ども、すごいなあと、いつも思います💗お父さんは、やさしい、静かなソフトな色合いです。いろいろネットを調べて、近所に絵画教室があるのを見つけて、来てくださったのでした。そんな落ち着いたやさしい雰囲気の絵です。

それから、みんなで一枚の絵を描きます。ゆっくり、いっぱい描きました。果物があったら、虫も食べに来るかな。。お二人の会話がずっと続く。こうしていい?ヤダ。。とか(笑)。私も混ざろうとして、、これ描いていい?とか聞いたりして。人が描くのを楽しみに待つ、待たれている。。そんな楽しさ💗描きたいように描けるとは限らないけど、見守る、見守られる、という時間。絵は、ちょっとづつ、ちょっとづつ、大事に描かれていく。。大人も子どもも、みんな平等。。素敵な時間でした。 

大人がスマホでアドレスなど確認している間、Iちゃんは、ずっと描いてました。何をどう描いても、その人そのものなので、好きなもの、何でもいいよ、描いて?!と画用紙を渡しました。パステルは、しっかり塗って指でこすると、こんなにいい発色なのだなあ。。ウチの猫が、大きく登場しています。しっぽが立派です。描き終わったらネコをなでに行きます。その後で、さらに線をはっきり描いて、リアルさがぐっと増すのでした。写真のようなリアルさではなくて、なんていうか、存在感のリアルさは、こんなふうに現れるのか。。

お父さんが、「いつものレッスンでは、この子が絵を描いたら、先生がそこに指導をしていくんですか?」と、お聞きになりました。まっすぐな質問は、うれしいです。

私の役割は、上手く絵を描くやり方の指導ではなくて、その人の表現したいものを感じながら、そこに居ること。その表現の意味を感じること。すると、私が、味わっているのが伝わって、言葉じゃないやりとりが始まる。。自分の本音を味わいながら、誰かと一緒に居ること。そうして、できたら、その内容を言葉にしていくこと。私(大人?先生?)の言ったことに、「ちがうよ、こういうことだよ」、と言えるようになっていくこと。言わなくても、自分の感覚を卑下しないでいること。自分の感覚は、いつでも大事にすること。。そうやって、そういう自分で会話が循環していくのを味わうこと。。です!

最後のヒト型ぬり絵を描いてもらっている間、私は、今日の絵の写真を撮ってました。それからテーブルに戻って、お二人の絵を見ると、お父さんのヒト型が、赤系のパープルで塗ってある。。!最初の物静かな絵を描いた人とは、別人のようだなあ!と感心します。最初の絵は、説明しやすそうでしたが、これは、なぜこの色?って説明はいらない。こんな感じだったのだ。。お父さん、何があったんですか?!と聞きたいけど、ただニコニコしてるお父さんなのでした。

I ちゃんのヒト型ぬり絵は、黒色が、顔の部分に混じっちゃって困った!でも自分で、ぐぐっと工夫して、無事に難問を乗り越えました。あきらめないでよかったねー!さらに元気な表情になってます。2時間、絵を味わっていると、最後は色の表現が、かなり自在になってくるのです。遠慮なく色を使いだす人の背中は、のびやかでした。大事なのは、その気持ち、その気持ち💗と思いました。

絵を描くという旅。2024.1.28

お母さんと、小学生の娘さん、5歳の娘さんが遊びに来られました。娘さんたちは、絵を描くのが大好きで、お母さんは苦手なんです、ということでした。絵が苦手な方が、ウチのアトリエに来てくれるのは、いつもとてもワクワクします。最初に、今の自分をヒト型のぬり絵、で表現してもらいます。大人は何をどう描いたらいいのか?に集中して遊んでいきますし、お子さんたちは、えー、じゃあ大好きなあれも描いちゃおう!と世界が広がっていく。どっちでも大丈夫、どっちも大事。これはOK?を確認していくことが、もうその人のアートなのだと思います。

「確認」をその人がどんなふうにやっていくかは、その人の人生そのものかもしれないなあ。。と考えるようになってから、アトリエで、一回で解るように説明するプレッシャーから、私は解放されたのでした。コミュニケーションは、受け手が決めていく、のだなあ。受け手が必要な問いを発せられる空気があれば、なんにも困らない。そして、受け手と伝え手は、役割が入れ替わりつつ、展開する。上手く回っていくコミュニケーションの目安は、たぶん、これなのです。このやりとりの中で、この場所で遊ぶ雰囲気を、お客さんがわかっていく。私もお客さんをわかっていく。

お母さんのヒト型塗り絵、なんだか爽やかなのでした。背景にブルーやピンクのラインが描かれています。すごくスッキリした感じがする。。「何か、スッキリしたことありました?」と聞きましたら、お母さんは、はっとした雰囲気の後で、実は大事な人生の展開があった、というお話をしてくれました。そうですか、このスッキリはそこでしたか。。私は、実はそのスッキリを真似してみようとしたんですが、きれいな色は選べなかったし、まっすぐの線は引く気がしない。。色を選ぶということは、意外に正直に自分を現します。お母さん自身も、去年なら、こんなふうには描けなかったと思う、と言ってました。背景の線は、最初は描こうと思ってなかったんですが、と話してました。ふいに現れた、今の自分なんですね。。大人ふたりで、改めてスッキリの感じを味わったのでした。

娘さんたちは、まだまだぬり絵を続けられそうでしたが、大人たちがひと段落したので、「私たちは、水彩で一緒に絵を描いて行こうと思うんだけど?」と言うと、私もやるー!ということでしたので、みんなで一緒に一枚の水彩、始めていきます。画用紙を濡らして、ひとりづつ、順番に描いていきます。最初、何をしてるのかわからない。でも、始めちゃいます。するとすぐ、お?!ということが起きて、おおー、という声が漏れたり、えー、どうしようかなとか、ひとり言が出る。どんな絵が現れても、おお、そう来ましたか、と受け入れて、自分も描く。。絵の具が、たぷたぷになったら、画用紙の端を持ち上げて、絵の具を流してみました。すると、不思議に絵として深さがやってきます。そのうち、私以外の誰かも、やってみるでしょう。

そのあとで、それぞれが、もう1枚描きました。本当に、それぞれの絵になってました。。Hちゃんは、線をのびのび引くのを楽しんでいたし、線を楽しんで描くと、その間に、空間が見えてくるようですねー!。そういえば、この線て、何だったんだろう?ゴーヤの蔓かな?聞くの忘れちゃいました。元気な緑の三日月型は、たしか、ゴーヤと言ってました。

Yちゃんは、黒の絵の具をしっかり塗るのを味わってました。水彩の黒い絵の具を、こんなに濃くしっかり塗るのは、なかなか集中が必要だったと思います。黒の上に、黄色で星をを描く、と言って、ずっと塗ってました。もしかしたら、それで気力を使い果たしたかも?その後は、絵は描かないで、砂で遊んでました。疲れちゃったのを少しゆるめたかったのかもしれません

お母さんは、〇をふたつ描いていました。サクランボを描いていましたが、実際のサクランボのような小さな〇を描くつもりはなかったそうです。〇は、ゆっくり丁寧に味わいながら、描かれてました。娘さん二人のことをイメージしながら描いた〇、ふたつ、だそうです。滲んでいく感じを大事にして、いるのが伝わってくる絵です。

最後に描く2枚目のヒト型塗り絵は、いつもですが、より感覚がメインの表現になっていきます。Yちゃんはぬり絵はパスして、砂の手触りを味わうことになったし(感覚そのものの味わい!)、Hちゃんのぬり絵は、色で表現する感じになっています。だから、ちょっとしたはみだしは、もう、そんなに気にならないのです。

お母さんのぬり絵は、これは、うしろ姿なんです、ということでした。背中に顔があるという、うしろ姿なのでした。この背中の目で、娘さんたちを見守っているのです。車を運転するときは、後部座席にいる娘さんたちの様子を感じるのに、この背中の目が活躍するのです。それから、このぬり絵のヒトは明るい向こう側を見て立っている、ということでした。ヒト型の輪郭を、赤系の色で、丁寧に描いてました。もしかしたら、全身の表面が、センサーとなって始動しているイメージかもしれないと思いました。

絵を描くという旅。2024.1.1

あけましておめでとうございます。

昨日の大晦日。今までぜんぜん出来なかった作業が出来るようになってとてもうれしい。職場のしゃぶしゃぶ用お肉のトレーのラップ作業です。30センチくらいの丸いトレーにラップ機械でラップする作業。このやり方が、やっとわかってきました!機械からラップを引っ張りながら前後をピン!と貼ってその後、片足の太ももの上で横方向に伸ばして全方向にピン!とさせるんですけど。ベテランさんは、一瞬でくるっ!とやってしまうやつ。ラップは薄くて繊細だけど、力の入れ方をまちがえると発泡スチロールの柔らかいトレーがぱりん!と割れてしまう。でも、力をかける方向はひとつなのでした。そこがわかれば、むずかしくない。コツは物理でした。何回やっても、ピン!が出来なかったのが、初めて値付けされて売り場に行きました。うれしかったなーー!もしかしたら、今日もできなかったかも、なのにやらせてくれた職場、ありがとう!(いや、みんな忙しかったから、私しかいなかったんですが)やってれば、そのうちわかる、という作業なのかな。工夫のポイントが、誰に聞いてもみんなちがったのだ。。

アナログなことがひとつできるようになった。それがこんなにうれしく感じるのは、なかなか進まないことに手を付けたから。実は、WordPressでホームページを作り始めたんですが。いちいち知らない言葉が出てくるから検索して調べる。わからないんだからしようがないけど。遅々として進まないというか。カタツムリのように進んでる、というか。一歩進んで二歩下がる、というか。(一度、HPが開けなくなって、業者さんに相談しました。すごく簡単なことだったらしい。いくつか大事なヒントをもらいました)とりあえず、これだけあればいいらしいぞ。ここは、さわらない方がいいらしいぞ。というように、進んでます。

完成したら、お知らせします。アトリエのことも、リズムレッスンのこともどちらでもないことも部屋を別にして、載せるやり方を考えています。アトリエに来てくれる方は私の書いたものを読んで来てくれているので(ありがとうございます!)過去の記事も、もっと読みやすくしたいし。もっと記事が増えても平気なものにしたいし。お客さんのコメントも、後から付け加えたいし。ちいさなアトリエですが、こんなふうに動き続けてます、という気楽な発信の場所にしたいのです。現状のHPと同じくらいの内容のアップは春くらいまでに。その他は、2024年中を目標にしよう、と思ってます。

昨年は、HPもfacebookも見ていただいて本当にありがとうございました。そのあたたかさを感じて、今年もやっていこうと思います。皆さまも、素敵な年になりますように!

絵を描くという旅。2023.12.30

この絵は、クリスマスのアトリエで
お客さんと一緒にいるとき、私が描いた水彩です。

まん中の黄色、なんだかいい感じがしました。
5日たって
それは何かな?というのを考えてみました。

話は、だいぶ遡ります。
記憶にはないんですが
私は父親を怖がる子どもだったので
怒鳴られるとか叩かれるとか
そんなことがあったんではないかと思う。

なので、キラワレないように側にいる
のがデフォルトの姿勢だった、のだ。
キラワレることは
死んでしまうかもしれないくらい怖いことだったのだ。

私の母は悲しむだろうけど
いやいや、知っていたはずなのだ。
その母を、悲しませてはいけないとか
考えるのは、どういうカラクリなのか。。
今までおそらく、その辺を見ないようにしてきた。
本当は、いい父親と母親なんだから
そこに苦情をいうのは、まちがいだと思おうとしてた。

キラワレる私が悪い。
私の存在自体が悪い。
だから、存在を消さなければ。。

でも、納得できないから、ずーっとモヤモヤしたままで。
これを年中背負っていたような。

この存在してはいけないという怖さは
いい年になっても
何かあるたびに、一瞬、やって来るのでした。
生の感情を認められない、ということは
まあ、いろいろ、ねじれてややこしい。。

でも、自分を消す前に
距離をおけばいい。
その場所に行かなければいい。
そうして、なんとかなってきたのだけど。

鬱っぽい感情は、
小さいときに味わった感情を
またあれだろうか?!と
自動的に繰り返し感じていた、ということらしい。

ジャニーズ関連のことを
児童虐待の方向から話している人がいて
思い当たったのでした。

そうか!という黄色。

今の自分、不安だとすれば、
何が?
どのくらい?
これを、自分に聞けるようになった。

これは、使える。
これなら大丈夫。
という、黄色なんじゃないか、と思います。

絵を描くという旅。2023.12.25

アトリエ ハーフ・ムーン2023.12.25
絵を描く教室だけど絵を上手に描くのが目的ではないのです。もっと言うとただの自分とつながること。絵を描くことそのものよりもそっちが大事。今の自分を表現することが、たまたまここでは絵を描くこととセットになっているので描きたいものをどうぞ!という場所です。
なので、まず、実感しに行くこと。小さな実感を大事にしていく。 楽しいを実感できれば勝手に笑顔になる。または、なんだかムリしてるかな?と感じたら手が止まる。自分の感覚を感じて表現してみること。アトリエでは、このレッスン。それを怖がらずにやってみようという安心の場所を提供するのが、アトリエの役割です。
今回は、小学生のKくんとお母さんです。こんにちはー!と玄関から入ってすぐ、「ネコがいるー!」って。うれしいオーラがピカピカしてました。ネコの霧島くんはどーんと寝たままで、お客さんを、お迎えしてました。最初のヒト形塗り絵。もう、ネコが登場してます♪絵を描きながら、ときどき猫をさわりに行ってます。ネコの頭をなでるように描いてみたら?というと、そんなふうに丁寧に筆を動かしてました。描くこと=触ることという感じ。触ることも描くことも同じように、楽しんでました。描いてる時間よりネコを抱っこしてる時間が長かったかも。もちろんOK!です。
興味あることに浸る時間て人生で、一番豊かな時間なんではないだろうか。。Kくんは、充分に浸る時間を味わってました。

その隣で、お母さんも自分の内側を静かに味わってました。大人は、感性が細やかで豊かです。この色は、どんな感じでした?ヒト形塗り絵の色と関係ありそうですか?と質問すると気持ちに沿って現れた色とそうでもなかった色のこと。考え考え、答えてくれていました。
「いろいろ描いたんだけど。。」もうひとつ、もの足りないような様子です。この感覚は、いくつかトライしてみた、ということで。それが、実感されているのは、素敵なことです。
別のトライのことを話してみました。いろいろ描く前にちょっと時間を空けて、今どんな感じ?を自分に聞くのも面白いんです。3人で順番に描く絵。今回もすごく面白いことになりましたがそれが、面白いのは自分の番に来るまで、予想がつかないから!その待ち時間に、いろんなことを感じている。自分のことも相手のことも。それを、自分の絵でもやってみると絵を描く作業ではなくて会話になる。。

小学生の付き添いの保護者さんは、レッスン代はいただきません。中学生の保護者さんは、投げ銭、というのはどうかな?と考え中です。「お母さん」は、お子さんにとって、重要な環境なのだなあ、と思うようになりました。お母さんあっての、お子さんのアトリエなのです。

絵を描くという旅。2023.12.5

拾った落ち葉を、
うん十年ぶりに、写生しました。
モノを描くのは苦手、というか
キライだった。
なんでか、というと
その通りに描くなんて
むずかしいし、面倒くさい。。

でもそれが、
なんだか遊んで描ける気がした。

できるだけゆっくり茎から
葉っぱが成長していくように
描いてみた。
影を描かなきゃ、とか
立体的に、とか
筆でこすってはいけない、とか。
全部、無視した。
不思議な色合いを
気のすむように、たどってみた。。

本物の葉っぱと
ちがったっていいじゃない?
私の葉っぱを描けばいい。
そこから始まって
ていねいにたどれば
立体も、影も、自然に感じられる。
それでいいじゃない?
興味あるところから始めるのって
楽しい!!

無心に描いて
何を思いました?とかを
おしゃべりするのも、楽しそうだ。。

じゃましてる何かを無視するって(笑)
楽し!!

無心に取り組んで
それが自由な探求に向かったら
カラダがあったまるし
小さな、理由のないパワー💗
共有しませんか?

絵を描くという旅。2023.11.19

アトリエ ハーフ・ムーン2023.11.26
3回目なので、T君もだいぶ馴れた感じ。前もって、お母さんに、ちょっとしたトライをしてみたいんですが?と、メールしてました。。3人で、順番に1枚の画用紙に、ちょっとづつ描いて行くのをやってみたいんですが、どうでしょう?そして、面白そうですね!と返事をいただいたのでした。ただ、描き始めたら、やりたいようにやってしまうかも、とも。では、様子をみながら、やってみましょう、ということに。
お母さんが、穏やかに注意深く、T君に声かけをしてくれてT君は、椅子に座ってテーブルについています。お母さんは、私とT君のやりとりの橋渡し役もしてくれます。細やかな声かけのおかげで、絵が始まります。じゃんけんで順番を決める。ちょっと描いて、筆をおく。次の人が、続きを描くという遊び。遊びだから、遊ぶだけ。自分の描いたものも、相手の描いたものも遊ぶ。3人で何周かするうち、T君が集中して線を描きだしたので。このまま、行きましょうか?そうですね!ということになりました。
この遊びでT君が、大人2人の描いてることを面白がるかもかもしれない。ただ、おつきあいしてくれてるのかもしれない。自分に必要な情報に気づいていくこと。これは誰にとっても大人になっても、ずっと大事なことで。
T君は、自閉スペクトラム症です。興味を持ったことには、すーっと体が動く。ちょっと、待ってね、とお母さんが言うと、すっと止まる。ストレスがなくて、これができるのはおかあさんとT君のやりとりが充分に上手くいっているのだなあ、と思う。気づきが生きるのは、今かもしれないしだいぶ先かもしれない。そういうものだと思う。
アトリエの役割は遊びながら、何かに気づく面白さを提供すること。気づきを遊ぶ、かな?いつ、どんな風に気づくか、は本人が感じていく。だから、種をまくように描くのを遊ぶ。今日は、水彩を遊んで砂で遊んだり、紙粘土を色水に入れたり。たっぷり遊びました!水に浸した紙粘土をつついても溶けたりは、しなかった。溶けたら、面白かったんですけど。。T君は、その入れ物をパッと逆さにしたので色水も、パッとテーブルに広がった。この日、一番鮮やかなオレンジ色でした!
大人ふたりは、あわててふきんで拭きました。お母さんは、叱ったりしなかったのでよかった。叱ったら、マイナスの気分になってしまう。それは、いらない。こうしたら、こうなるのだ、というただの経験にするのが大事。アトリエは、経験を積むお手伝いをする。T君はじっと見てました。本当は、粘土を取り出してこねたりして遊びたかったのかも。次回は、水をこぼして遊べるようなバットというか、ふちのあるお盆のようなトレイを準備しておきますね!水と紙粘土をこねるのが面白そうだったからその続きの遊びで小麦粉粘土を作る遊びはどうかな。小麦粉に少しづつ水を足して遊びながらこねていく。その時は、私も一緒に遊ばせてもらおうと思います。粉がだんだんまとまって粘土になっていくのは面白いですよー!

絵を描くという旅。2023.11.19

絵を「旅」にしていくために。

アトリエで最初に遊んでもらう、ヒト形ぬり絵と
数人で順番に描いて行く絵。

ここまでは、誰でも素直にムリせずに
ただの表現を遊んでいる。

ただ、その後で、そのまま遊びを深めていける時と
何かを描こうとして深まらない時があるのだ

遊びをそのまま発展させて
自分の感覚に集中してもらうには
どうしたらいいかな、というのを考えていました。
筆に絵の具をふくませて紙におく。
たとえば、そのまま持ち上げる。
または、すーっと引く。
または、円を水たまりにする。

それぞれの動き。
味わってやったら、どれも面白い。
これを、デモンストレーションして
見てもらうのは、どうだろう?

自分は、どのやり方に惹かれるかを
感じる時間。

筆で何かを描こうとする前に
自分の気分をすくい取るやり方。
そこから始めてもらうのはどうだろう?

惹かれるやり方はどれ?
で、それから?
感じて、また次の動きを味わっていく。

次の動きを、色を自由に
やってみたらいいのだ。

予想外のことを起こったら、
なんとかしてみる。。
感情が動けば。
そういう自分の旅に出られる。

色や水の量を決めていくのは
センスという繊細な触覚。

誰かに見せるための絵ではない。
だから、「いい人」を少し剥がして
自分も知らない自分の景色。

自分でも見たくないものが現れたら。
くしゃくしゃと丸めてもいいのだ。。

写真の絵は、こんなこと考えながら
描いてました。私は、円を描くのがやりやすい。
円は、安心する。安心しながら、ちょっと冒険する。。

絵を描くという旅。2023.11.2

何を描いたかは、わからないけど。今日は、こうなりました。
手が色を選んでこすって、また選んで。
極力、頭を使わないように、テキトーに。

おや?と思ったことが出てきたら
ちょっと大事にしてみる。
その周りを遊んでみる。 

パステルは砂遊びかも。
粉を感じながら遊ぶ。
こんな描き方で似顔絵って描けないかな。。
あなたは、私にはこう感じられましたって。

あたたかいところ ひんやりしているところ
骨を感じるところ

やわらかいいところ
強いところ
繊細なところ
全部、すこしづつちがう色になるんではなかな。

あたたかいだけの人はいない。
いろんなものでできているはず。
固まってなくて、変化し続けている。
そんなところを描いてみる、というのは、どうかな。。

今日の絵もそんな感じ。
外国のニュースの景色。
近所の景色。人の暮らし。

絵を描くという旅。2023.10.23

絵を描く前に 砂をさわってもらうのはどうかな?
砂をさわるとき、どうやってさわるか、考えるひとはいないと思うから。砂をさわりながら自分の本音に さわることに近づくんではないか。。
ただ好きにさわっているとそのうち、
生の感覚が、 浮き上がって感じられるようになるんではないかな。 

言葉になる前の
感覚になる前の
もしかしたら、蓋をしてきた気持ち。
まだ気づいてない自分の本音。
に、向き合う一瞬。 砂を遊んだその指で、パステルを持ったら絵を描く。何かを描く以前の、 今の深い感覚を表現して
遊ぶことができるんではないかな。

そこに意味があるだろうかと聞きたいひとへ。
あると思う。

本音を意識している自分をていねいに感じると
それは日常でも再現できる感覚になる。
普通にある感覚となる。 どんな種類の本音でも
どんなささいな本音でも

受け止める場所・人に出会えるとそれは、
「あってよかったこと」になる。
そういうことの積み重ねが「自分でいる」という自信になってくる。

写真は、 砂を散らすような私の絵のパーツ。

絵を描くという旅。2023.10.19

「今の気持ちを、タイコのリズムでやってみて?」と言われて、固まったことがある(笑)。その人は「タイコ、長年深くやってる人なら、出来ちゃうんですよ」って言っていた。そうか。例えば、ダンスを深くやっている人なら今の気持ちをダンスで表現するなんて、ふつうのことかもしれない。。今でこそ、私も気軽に描いて遊べると思うけれど。。それは、こういうことを何年もやってきたから遊べるのであって、最初から、こんなふうに遊べたわけではなかったのだ。
ヒト形塗り絵では、どの人も、安心して自分のことを塗って表現している。毎回、本当に味わい深い。その色をさらに深く遊んでいくには。ヒト形塗り絵の道筋を味わいながら、さらに見ていくには。どんな遊び方があるのか、考えている。それで、居間に画集を置くのを考えています。
私の好きな画家たちの絵は、絵の面白さ奥深さを見せてくれる。どの部分を見ても、味わいに満ちている。。それと同じように描く、ということではないんです。例えば、インド人のカレー屋さんのカレーは、いつも家で食べてるカレーとは、ちがう。。何がちがうんだろう??と思いながら、もう一口、味わってみる。。画家の絵を見ながら、そんな遊び方、味わい方ができたらいいんじゃない?じゃあ、こうしてみようと、ヒントが見つかるかも。美味しいところを、ヒントにして、スパイスを足してみる。これを、遊びながら試してもらうのはどうだろう?ほんの少し、色と形の探検。。

 

いや、実は。私もそうやって、ヒントをたくさんもらってきたんでした。自分の絵に何か足りないときこれをよくやってました。画集から画集へ、ジプシーみたいに。そして、自分にぴったりくる色の具合を探していく面白さ。。探すのは、自分自身の感覚。。私が提案するのではなくて、その人自身が見つけていく。。例えば。風景を描いて遊ぼうとして。でも、なんだかうまくいかないな、と思ったとき。そのうまくいかない具合を生かした画家の絵を見ることは、画家と自分が共通して持つ感覚に気づく。おお、先人がいましたね、という発見になる。上手くいかないことを、上手いこと使って、絵にしてしまうやり方や上手く描けないことを素敵な味わいにしていくやり方。料理のレシピを見るのとも似ている。ああ、こんなやり方で簡単に美味しくなるのか、とか思うみたいに。
あるお父さんが風景を描いたとき、その娘さんが、なんか変じゃない?と言ったことがあり。それは、ひとつの見方から見ると「変」なんだけど「変」ではなくなる展開がある。まったくちがうアプローチができたら面白いことが起きてくる。そういう目で見るとシャガールとか、すごく面白い。。変だけど、すごく面白いし、深いし。なにしろ、そういう世界がある、ということなのだ。。シャガールの画集、開いて見せたら楽しかったな、きっと!と思うのでした。

タイコの練習にもこの感覚は生きてくるかもしれない。あの音を鳴らしたい、と思っている音がある。ジャストに入るんだけど軽く深く、さらりと入る。。そういう音が、YouTube聞いていたらアフリカのミュージシャンの後ろで鳴って。うわー!素敵だ、と聞きほれて。考えてみれば、サンバの音のルーツは、アフリカでした。。音楽のルーツ。画家のルーツ。その人のルーツ。
あるテーマで絵をを描いていて、違和感を感じてくることもある、と思う。それは、その人のアクティブな感覚が生まれたということ。そのときは、テーマを描くより、違和感が生まれたことを大事にする。それで、どうしたいかを感じてもらえばいいのだ。それが、その人の旅。違和感をどうするか、とか。ちがうテーマに変えてしまう、とか。もう一回、描いてみる、とか。。大切なのは、その人が旅に出た、という感覚を持って帰ること。自分の中の旅だけどどこに向かいたいのかを感じていく。アトリエの役割はそういう旅に立ち会うこと。
写真は、猫のいる生活の絵。さわさわ、モヤモヤしつつ、同時に、ぬくぬく、ハッピー💗日常の感情は、複雑。。

絵を描くという旅。2023.10.10

保護猫カフェに行ってみた。部屋の真ん中のかごで丸くなって寝ている大きな猫がいて。誰が撫でても、気持ち良さそうにしている。名前は霧島くん。たぶん10歳くらいの猫。私も撫でる。撫でられるまま、目は開けない。抱っこさせてもらったらその気分ではなかったようで。でも、あわてず騒がず。ちょっと今は、勘弁してほしいんだよね。。というふうに、かごに戻って丸くなって、目を閉じる。霧島くん。いい存在感の猫でした。

霧島くん、来週、トライアルで、やって来ることになりました。

ねこカフェの方が、我が家の部屋の様子を確認したあとで、トライアルが始まります。確認後、トライアル不可となる場合もあるそうです。飼い主の姿勢と生活がネコにとって大丈夫なのかを、こうやって確認するんですね。具体的なアンケートもいろいろありました。その最後に、「ねこかつにいるときより、幸せにしていただけますか?」もちろんですとも。。ちゃんとした飼い主でいましょうと、居ずまいをただしてお迎えしようと思います。

絵を描くという旅。2023.9.30

中学生男子とお母さん、2回目のレッスンです。こんにちは!のあいさつに、前回より、その人らしい雰囲気が、あります。アトリエでは、むずかしいことはないと、もう、わかっているお二人なのでヒト形塗り絵は、自分で輪郭を描いて始めてもらいました。私も一緒に、3人3様の塗り絵。ココロの中はそれぞれのままそれぞれの今の自分です。それから、みんなで1枚を水彩で遊ぶ。じゃんけんで、順番を決めます。じんわりと現れる個性が楽しい。筆を選ぶ。色を選ぶ。色を置く場所を選んでいく。楽しみながら選んでいく。その流れに乗って、自分の感覚も遊んでいく。「まちがい」はない。どんな現れ方にも意味がある。すぐには、わからなくてもあとから気づくことも、よくあることで。

大きな緑の山がふたつ。気持ちよさそうに描かれています。それは、どこか行ったことのあるところ?と聞くと、素敵な笑顔になって大事な場所のことを教えてくれました。スマホを開いて、緑の深い風景の写真を何枚も見せてもらいました。深呼吸したくなるようないい写真でした。ああ、それで、大きな山と、小さな家。。大きな自然というリアルを味わってそして、もう一枚、大きな木の絵が始まりました。巨木の上に、素敵な場所がある。。この場所での過ごし方もお聞きしました。巨木の上、気持ちよさそうです。。お二人が自分の絵に集中が始まったらその空気を味わいながら私も絵を描いて遊びます。それぞれの時間、なのです。私の役割は、先生、ではなく。。こっちへ行くと面白いよ、と案内したり案内されたり。。


大きな緑の山がふたつ。気持ちよさそうに描かれています。それは、どこか行ったことのあるところ?と聞くと、素敵な笑顔になって大事な場所のことを教えてくれました。スマホを開いて、緑の深い風景の写真を何枚も見せてもらいました。深呼吸したくなるようないい写真でした。ああ、それで、大きな山と、小さな家。。大きな自然というリアルを味わってそして、もう一枚、大きな木の絵が始まりました。巨木の上に、素敵な場所がある。。この場所での過ごし方もお聞きしました。巨木の上、気持ちよさそうです。。お二人が自分の絵に集中が始まったらその空気を味わいながら私も絵を描いて遊びます。それぞれの時間、なのです。私の役割は、先生、ではなく。。こっちへ行くと面白いよ、と案内したり案内されたり。。

羽の絵は白いパステルを、スポンジの固いところで丁寧にこすって粉にするところから始まりました。粉は、お皿に綺麗に出来てました。羽ってどんなイメージですか?と聞いたら軽い、けど芯がある、ふわふわしている。。描きたいイメージは、その中にあったかな?あとで思い出して白い粉を作っていたとき、どんな感じでした?と聞くと「なかったら作ればいい」という感じでした、と。工夫次第でできることはたくさんあるので、と。レッスンの最中は気持ちの整理整頓をしていたように思います、と。
絵を描きながらの整理は自分に何か言い聞かせたり考えないようにしたりという理屈や力技の整理とはちがって自然にあるべきところにたどり着くような感じがあります。やってみれば、誰でもわかります。ただ、絵を描くというと、いろんな縛りが発動して楽しめない人も多い。上手に描かないとあの人に褒められないとあの絵みたいに完璧でないとなどなど。。私もそうでしたから。。自分の素の感覚、アイデア、決定。これが循環して表現になっていく。3人3様に進みながらお互いを味わいつつ自分を味わう。大事なバランス。遊ぶって、バランスを味わうことだったなあ。。素の自分の感覚をちゃんと味わうのはいいものです。遊ぶには、これがないと💗

絵を描くという旅。2023.10.2

表現は、自分そのもの。。

午前中、職場でいろいろありまして。午後、アトリエにお客さんが来られました。写真は、その時に私が描いた絵です。 ヒト形塗り絵をお客さんと、一緒に描くんですが、実はこんなことが、あって。。と、今日のできごとと、今の気分を簡単に説明します。

アトリエの主催者は気分が表現になっていくことを検体として、差し出すのです(笑)そしてそれは、具体的で生な気分の方が、リアルに伝わりやすいのです。ヒト形の塗り絵。左が、アトリエ開始の時の自分。職場のできごとが、頭から離れません。悩ましい顔。さわさわしているから、色をあんまり塗りたくない。。手を動かしたくない。あ、今見たら、手が、ホントに真っ白だ。。右が、アトリエ終了の時の自分です。まだ、さわさわしてるんですが表情が少し穏やかになってます。なるようになるでしょう、と言う気分になってきてます。水彩画は、いろいろ洗い流したい気分で水をいっぱい使ってました。。そんなふうに絵を遊ぶ時間で、バラバラな自分が落ち着いてくる。すると、表現が変化する。。

描いたあとで、気づきます。

絵を描くという旅。2023.9.29

イベントの余韻、その2です。

いつもイベントに演奏者として参加することは自分にとっては非常事態でなんとかやり過ごすという気分に近かった。今回は少しちがう。非常事態を少しでも安定した場所にしながら味わっていこうとするそれぞれのやり方が見えたから。良くも悪くも、それがその時のベスト。それは本当。

ベストが出せなかったなら出せなかった理由、システムがあるはず。タイコの演奏と似ている。。タイコの練習というのはカラダの準備を探していく。上手く鳴らせないのはカラダの準備が整ってないからで。準備と感覚がそろって歌う・遊ぶことにつながってくる。自分の外の大きなシステムのこともたぶん、そこから始まる。
歌う・遊ぶのが面白いから人は動くし、つながっていく。自分のカラダのシステムも知っていく。自分と誰かの小さな希望を知っていく。小さな希望なんだけどそこがちゃんとあるのを味わってそこを叶えていく。これを後回しにしてはいけない。無視していい希望なんてない。音楽には。

絵を描くという旅。2023.9.20

元々、集団行動の苦手な私ですが、タイコ集団の中でイベントの準備をして、本番に参加することは、なかなかに豊かな体験なのでした。イベントの余韻を感じながら描きました。絵も文章も。

正解と不正解があるのではなくてその混ざり具合がある。偏りながら展開する。私が感じられるものと推し測れないものがある。全く想像の外のスタンス。私以外の人間の意識と無意識。その本人も気づいていない深い動機。そういうものが層になってキラキラ、ふわふわ漂う。なので、いつも予測不可能を泳ぐ。泳ぎ続けてる。私は何も変わらない。
意味もなく沁みてくる笑顔がある。沁みるからこっちも笑顔になる。たくさん、いろんな笑顔に会いました。笑顔って、いろんなバージョンがある。はじけてる笑顔もあれば、押さえ気味の笑顔も、目の奥が優しい笑顔も。文字から伝わる笑顔も。

絵を描くという旅。2023.9.10-2

じゃんけんで順番を決めて、画用紙に色を置いてきます。 濡らした画用紙に色を置けば自然ににじんでいく。みんなでそれを眺めながら、自分の番が来たら、自分の色をおいていく。これは、実はあるタイコのワークショップで体験したことでした。その時は、厚めの和紙だったので、色は、どんどん吸い込まれて見えなくなっていくのでした。 景色がちがうから、今まで思い出さなかったけど。

自分と自分以外を味わう時間。目的は、その時間を感じること。音楽の基礎は、ここだよ、ということだったのかな。。

画用紙の上だと色は滲んで残る、他の色と混じっていく。誰かの色と近づくとき、どうする?というのを4人とも、とても大事にされていました。画用紙の上の水たっぷりのしずく。私は、画用紙の片方を持ち上げてみたくなり。アトリエの役割のひとつ。アート的なものは、すぐそこにあるのを気づいてもらうこと。なので、そーっと流します。ていねいに動かすと不思議と、現れてきます。。現れたものに沿って、次の動きが現れる。新しいかかわり方を味わう。。そっと描き続けたあと、そろそろ完成でいいんではないかと思う、と提案したら、うん、と、みんなうなずいたので、完成。 素敵な絵になりました。 描こうと思っても、なかなか描けない絵です。

その後は、水彩やパステルを味わいながら自由に1枚描きました。雰囲気が一段落したので。お題を提案しました。苦手なこと、大好きなこと、その間をグラデーションで描いてみる。好きな色から苦手な色へのグラデーションを描いていました。

これをもう一歩 好きなことをしている自分、とつなげてもらうと、ぐっと面白くなるんですが。 これは、私の説明不足ですねー。 「すごく楽しいことをしているときの色」 「苦手なことをしているときの色」 をイメージする時間、もっとちゃんと作るんだった、と少し反省しつつも でも、これはこれで、意味がありました。

10才のお姉さんに、その好きな色は、どんなイメージ?と聞いてみました。 答えはすぐ出なくて、いいんです。その色のイメージは自分が知っている。自分とつながってる。 今日の自分の一部を感じていく。深く考えてくれてました。おしゃべりしてる時とは、別人のようです。

最後に、もう一度、今の自分を描いてもらいます。いつもなんですが、最初に描いた「今の自分・1枚目」と比べると、雰囲気が変化した絵になっているので みんな驚きます。 8才の妹さんは、1枚目と2枚目の ちがいに、驚いて笑い出してました。 (この塗り絵は、facebookなどには載せないでほしいとのことなので、載せません。これも大事な感覚です。 載せて大丈夫、と言ってもらった絵だけ載せてます。この文章も先に読んでもらいます)

そうなんです。 自分て、いろいろな自分があるんです💗 自分、面白いですよ!

絵を描くという旅。2023.9.10

アトリエで使ってる丸テーブル。 5人で、座って絵が描けるのがわかりました。 ただ、テーブルの上に、物置場所がなくなるので、水入れや筆立ての移動を もっとスムーズにできるように工夫しよう。

 小学生の姉妹とお父さん、お母さん。 ファミリーには、そのファミリーごとのバランスがあります。バランスを味わうことからスタートします。 簡単なヒト形を描いて、塗り絵をしてもらいます。 今の自分、です。 大人組は、ゆっくり進めてます。 子ども組は、なかなか始まらない。  始めるためのあれやこれや、があるのです。

うん、あれやこれや、するのがいいよ、と思います。 私は、さあ、描きましょう、と言わない。 もう始まっている、と見ます。描くために、必要なバランスを探しているのかもしれない。それが、大事なこと。 バランスがわかったら、自然に動き出す。 それを待つ。

そういう自分を待つ。そういうひとを待つ。 豊かな時間の始まり。 早く早く!もっとたくさんできるようにって。私は、追い立てられて育ってきたように思う。その意識は40代すぎまで、私の重要なモノサシだった。それでなんとかなってきたから、そういうものだと思ってきたけど。そのやり方では、 タイコは上手くいかない。なぜかといえば 「早く早く!もっとたくさん!」しか表現できないから。 ゆったりとした豊かなリズムを鳴らしたいならそういう呼吸とカラダになる、しかない。人生を豊かに感じるコツも、ここらへんじゃないか、思うのです。

ウチのネコが先日亡くなりましたが。ペット霊園の焼き場の方が「綺麗な骨でした。老衰ですね、大往生だと思います」と言ってくれたそうです。

猫は、いつでも猫の呼吸とカラダでそこに居ました。 食べたいときに食べて、眠たくなれば寝る。私の言うことは聞いてくれなかった。 それが、私には、実は心地よかったのだ。。 そして、その先の大往生。 いい言葉だな、と思いました。
写真は、今日、一緒に描いた私の絵。大好きなことをしている自分と、苦手なことをしている自分までのグラデーション。ガタピシしながら、つながってる。。

絵を描くという旅。2023.8.3

中学生の男の子とお母さんが来られました。自由で深い集中は、課題のない、責任のない、ただの遊びの中にある、と思う。遊んでいいのだ。という空気を、カラダがわかったとき、そっとやって来る。子どもの頃の砂遊び、土いじりのように。

スッポンポンで、田んぼで全身泥んこで遊んでた男の子の話を思い出したので、話しました。絶対、楽しかったのだと思うんですよ。。アトリエも、そっち方向に開いて行きたい。 

水彩絵の具で、滲んでいく色を遊びました。3人で、かわりばんこに、色をおいていく、描いていく。思いがけない展開を味わう。味わう、ということが空気を豊かにする。

その後で、それぞれの絵を描いて遊ぶ。すると、自分の内側のこと、何か、話したくなる。

お母さんが、素敵なことを言いました。「会話って、こう言ったら、それにどう感じるか、そこからまた言葉が出てくるような、そういうのが、いいなと思うんです。」

それ、すごく大事だ、と思いました。そんな風に待ってくれる。待ってあげる。それがあれば、自分の気持ちを育てながら、それを第一にして、やっていけるんではないかな。うっかりすると◯◯するべき、とか、◯◯した方がいい、とか。そんな言葉ばかりが目の前にあったりするから。

その圧倒的な量に流されないために。それはそれ。大事なのは、こっち、とわかっていくこと。質と量で負けないような、その道筋を作る。見えないけど、重要なインフラ工事です。

絵を描くという旅。2023.8.13

アトリエ ハーフ・ムーン2023.8.13

 5歳のT君のアトリエ来訪、2回目です。絵の具は前回より多くに溶いておきました。遠慮なく集中して遊んでいました。大きな筆で何枚か描いたあと、スポンジを渡したら、遊び方がぐっと広がりました。

水彩は、水遊びでした。写真・中央・上の大きな円の絵は、 こんなふうにできました。たっぷり色水を吸ったスポンジを画用紙の上で絞る。こんもりと表面張力を保った大きな円ができる。そこに、色を垂らす。 色は円の中でふわーっと広がっていく。。ほんの少し、それを味わう。ふきんを広げてその上にそっと置く。ふきんをはずす。グラデーションの出来上がり!

 

こんな遊び方がありましたかー。。大人には、おお~!の連続ですが本人は、淡々と遊んでいます。ふきんの出番は多そうだなあ。次は、もっと置いておきますね!水彩遊びの終了は本人が決めます。そして、砂のリクエストがあったので砂、準備します。

 前回、砂で遊んだの、覚えてたんですね。 その後は、紙粘土に色をつけながら遊びました。ひとしきり遊んだところでお母さんが、キャッチして おしまい?と聞いて、こっくりして。ということで、今日は終了~! また、遊ぼうね!

絵を描くという旅。2023.7.16

5歳のお子さんと、お父さん、お母さんの3人で、絵を描いて遊びました。 水彩絵の具を用意してみました。
気が変わったら、別な画材にスイッチすればいい。遊ぶのが、第一の目的なら、飽きたら、別の遊びをするのだ。そのための環境を整えるのがアトリエの役割。勉強になること、たくさんありました!
画用紙は、もっと潤沢に用意すること。絵の具は、もっとたくさん溶いておくこと。。 などなど。

 

溶いた絵の具と画用紙。筆を持ったら、すぐに始まってました。絵の具は、混ざるのが面白い。水がタプタプになるのが面白い。それを布でふき取るのが面白い。筆は、太いのも、細いのも面白い。。
ご両親は、自分の絵を少しずつ描きながら、お子さんとやりとりしています。その合間の、ほんのわずかなタイミングに、ご自身の絵は、ふわっと展開している。。面白くなってきた。。!とお母さんがつぶやいて。
それですー!その瞬間が大事だと思う。。お二人とも存在感のある絵になりました。(テーブルの写真、左の4枚です。それ以外は、全部お子さんの絵です。)お母さんの絵には、お子さんもちょっと描いたりして。
アトリエへの質問もありました。
「アトリエを始めてどれくらいですか?」3年目です(^^)。
「通ってる子どもさんはいますか?」 小1のお子さんと小2のお子さんが、年に数回遊びに来てます。その他のお客さんは大人の方です(^^)。

答えながら、画用紙の準備をしながら、子育てのお話。学校にまつわるお話。 全部、実感のこもったお話だった。アトリエでは、こうでなきゃ。。会話をするのと同じように、絵も遊ぶ。。絵と同じように、会話も遊ぶ。。 結論は急がない。。

後半は、キネティック砂で、遊びました。丸めて、固めて、ヘラで切るとほろほろ崩れていく。この砂の出番が来たのは久しぶり! もう少し大きな工作版を探してみようか。。本気で砂遊び、色水遊びするお客さんのために準備を考えるのは、楽しい!

 マジで面白い!と感じることを 自分で遊びながら見つけること。なんでもないことみたいだけど、大人になっても、ずーっと大事なこと。

絵を描くという旅。2023.7.8

アトリエのレッスン内容について問合せがあったので、返信しました。 いつも、メールのやりとしをしながら、文章が少しづつ柔らかくなるのがうれしい。 「内容的には、興味のもてる画材をあれこれ、試したり遊んだりしながら、本人の興味のあり方に寄り添っていこうと思っています。レッスンとは言っても、内容はその方の興味の在りよう、そのもの、という感じです。子どもは、平気で1時間くらい絵の具と水で遊んでたりしますけど、その子の興味はその子が決めていく、と考えています。深く遊べる画材はなんだろう?それを探すレッスン、とも言えます(^^)。」

 レッスンと言えば、本当に、これだと思う。ウチのアトリエでは。

自分で探す。 探せる環境(画材とか紙とか時間とか)と、自由にどうぞ、という空気を提供する。探すことができる、という自信がその人をその人らしくしていくのだ、と思う。
今度、子どもさんと親御さんが来てくれる予定です。子どもさんが絵を遊ぶとなりで、親御さんにも絵を遊んでもらいたいと思っています。

なぜか。自分で絵を遊ぶ感覚が、あるのと、ないのとでは、お子さんの絵の味わい方が、ちがってくると思うからです。評価するのではなく、味わう。どんな場面でも、 どのジャンルでも大事なこと。自分を評価しようとする人には警戒や緊張があるけれど、この自分自信を感じようとする人には、気持ちが開いていく、と思うんです。親子ならそこが一番の基礎になるはず。

私も子育ての最中に、こんな風に解っていたら、もう少しマシな親でいられたと思う。。さて、空気は、どんな色から始まるかな?楽しみです。

絵を描くという旅。2023.7.7

自分の、今好きな色はなんだろう?。1色かもしれないし、もっとあるかもしれない。これかな?と描いてみたけど、なんかちがうぞ?ということもある。ここから探すのが面白い。じゃあ、どうしたいんだろう?誰の制約も、なんにもない絵の上の話。いろいろ、やってみたらいいんです。ダメ元で、やってみる。

最近面白いのは、けっこう描いてから、あれー、なんかつまんないと思うとき。ここから再スタートします。
失敗したら捨てたらいいだけ。ただ捨てるのはもったいないから水をいっぱい含んだ筆で、画面を濡らしてみる。思いついて、色水も垂らしてみる。
描くというより水が流れて形を作る。それを追って、ただ見ている。すると、思わぬところが、いい感じになったりします。
そこを生かしてもっと鮮やかにできるかな?なんか、カッコいいと感じるのはなんでだろう?予想してなかった色を使ってみたくなる。ながめていると、新しい展開。。

最初に描いたものが、いつの間にか背景になって、奥行きになって世界が広がってます。

自分で描いてる気がしないんですが。でも、たぶん、これが今の私。

ふむ💗と満足したら完成。
やったことのない経験は、自信を連れてきます。

絵を描くという旅。2023.6.2

5月は、閉めていた窓を次々と開けた。
もう開けることはないと思っていた窓だけど。
閉めている理由が、見当たらなくなった。

窓を開けて、会いたい人に会う。
会わない理由より、会いたい理由があった。
向こうは、とっくに平常に戻っているのはわかっていた。
つまり、こちらの問題だったから。
親と和解するとボーナスタイムがくる、と聞いたけど。
そんな感じ、します。
なにしろ、よく眠れる(笑)。。
したいことがわかる自分。これは、とてもいい感じ。

絵を描くという旅。2023.5.18

かたつむりの進み方は、早くならない。周りがいろいろ言っても。結果はいろいろ。かたつむりの道。サインペンにまかせて、できるだけ時間をかけて、かたつむりの足跡を描いてみた。この、ほんの少しの表現で、自分が大事だったと思い出す。誰かの顔色ためでなく、まず自分がいること。

線を描くとき、ボールペンの試し書きみたいに、サラサラと書くやり方を作業的、とすれば。ボールペンにまかせて、できるだけゆっくり、ただ動かしてみる、これは、カタツムリ的、と言ってもいいかな。。
以前、あるWSで、できるだけゆっくり歩くというのをやったことがあります。それは、歩くというより、じわじわと重心を前に移動していくのでした。すると、1歩を踏み出すのに、30秒とか、かけられる。
歩く、というのは足だけで動いてるのではなくて、カラダ中の筋肉やバランスの微妙な変化の連続なのか、というのがよくわかる。。

ゆっくり線を描くときは、たとえば、1秒で5ミリ、みたいに進み続けると、気持ちの中の微妙なグラデーションが感じられる。。
で、それの何が面白いかというと、自分の中心そのものに集中できる感じです。自分の気遣いは足りてるかとか、表面の和を保つのではなくて。静かな自分との直な対話。。
そこにかかわると、もっと深い和に触れていく。目の前で見えているものごとがある。ものごとが起きてくる背景がある。そのグラデーションがある。自分の気持ちも、そのグラデーションのひとつ。
自分にできることは何?線を描きながら、その立ち位置に戻るやり方です。 忙しくてカラダが緊張していると、これが見えなくなりがちです。
がんばってるのに空回りするとき、有効です。カラダに聞く方法です。

絵を描くという旅。2023.5.8

タイコの練習中にいろいろ感じたこと、考えたことの、解析を描いてみました。この音は、もっとこう鳴らしたい。。
音で出来てないことを、描いてみたのかもしれない。

自分にだけわかる解析です(笑)。 それが重要なんです。 自分は、こうやりたいのだ!ということがはっきりしてきます。
これ、〇で人間関係を描いても面白いです。〇を実在の誰かをイメージして描いていく。この色なんだよな、とか。大きさは、このくらい?とか。。そして、隣に自分も〇で描いていく。。自分の希望と限界と。もっと深い希望も。描くと見えてきます💗

誰にも見せない絵を描いてみませんか?アトリエでは、話せることだけ話したらいいんです。全部を話す必要はありません。ハーフ・ムーンは、描く旅に出るお手伝いをします。

絵を描くという旅。2023.4.26

先週、発達障害等の子どもを支援する放課後デイサービス、ハビー川越駅前教室の先生、お二人が見学に来られました。
教室の利用者、保護者の方で習い事に興味をお持ちの方が多い傾向があること。将来、福祉事業所以外でも活動ができたらとお考えの方がおられること。などから、地域で紹介できる場所を探していて、ハーフ・ムーンを見つけていただいたそうです。
↓お問い合わせのメールに返信した内容です。

「・お子さんへのできていてほしいこと。
特にありません。その日の、やりたいことを見つけてもらえればいいかな、と思います。グループで絵を描く教室ではないので、他のお子さんを気にすることはありません。もし、絵の具や水の扱いが心配なようでしたら、こぼしても大丈夫なように準備しておきます。

・保護者の方に求めること。
お子さんといっしょに、アトリエの時間を楽しんでもらえれば、と思います。保護者さんにも絵を描いて遊んでもらうのもいいと思います。その場合、レッスン代は、保護者さんの分は、いただきません。私とお子さんの会話が、ぎこちないかもしれませんので、そこをお手伝いしていただけたらありがたいです。前もってメールや電話でやりとりできれば、少しでも、心配が少なく、来ていただけるかと思います。

・教室利用の基準
特にありません。その日のできること、やりたいことを、本人がゆっくり探して、水遊び、泥遊びみたいに、遊ぶことに集中できる環境を提供したいと思っています。砂遊び用の砂も、テーブルで遊べるくらいの分量ですが用意してあります。

 絵を描いて上達するのが目的というよりも、自分の素の感覚を味わっていくことで、自分への自信が育つきっかけになると考えています。アトリエの一番大事にしたいところです。

 大人も子供も、日常を忘れて、遊びに没頭する時間があると、すごく楽なんです。自分の中にあるそういうパワーを思い出すと、皆さん、いい笑顔になります」

この日は、この内容もふまえながら、教室、アトリエの役割のこと、自分たちの子どもの頃の思い出など話しながら、いつものアトリエの、絵を描く旅を味わってもらいました。 おふたりの笑顔が、どんどん豊かになっていくのが、うれしかったです。

小さくても、自分を表現する遊びは、瞑想でもあり、祈りのようでもあり。 誰にも邪魔されずに、ただ味わう時間は、大人にも大切で。いや、大人にこそ、大事かもしれない、と改めて思いました。

感想をもらいました。
「言葉では表しにくいのですが、2枚の絵に取り組んでいる間は集中しつつ、リラックスしつつ、ほっとするような時間を体験することができました。とても良い時間と新しい視点をいただいたと感じております」

 絵を描く旅、味わった笑顔が素敵でした。テーブルにあるのが、ヒト型の塗り絵。最後に描き終わったところです。

 自然に笑顔になるって、実は、私自身が、ずっと追い求めてきたことだったな。。私も、描こう~💗

絵を描くという旅。2023.4.18

また春!新しい発見あり!ずっと厚い雲の向こうが見えなかったけど。 タイコは天とつながるインフラ作業かも。。 青い水彩絵の具、さっと塗って乾くのを待って、また塗る。それを繰り返してこんな絵になりました。 10数年続けてるサンバパーカッションのことを思いながら描いてました。

ちょっとちがうな。。描いてるうちに、サンバパーカッションを思ってるような気がした、のでした。描いているといつも、今の自分のテーマがやって来ます。

トゥランカ!トゥランカ!と鳴るモシダージのヘピ。これ伝わる人、絶対少ない。。!でもたしかに、こないだから、こう聞こえてたんですよ。YouTube動画のエンヘード録音演奏の中のほんの4拍なんですがこれぞヘピ!の音が単体で鳴っていて。それは、すごく新しい感覚で聞こえてきてものすごく拍を引っ張っていく感じとヘピならではグルーブと音色。。あ、これか!って。やっと歌と拍がつながったー!ずっと聞き続けてるとあるとき、気づく。自分の鳴らす音とのちがい。。近づくためのイメージ。。

 絵を描いてみませんか? Zoomでのアトリエを始めました。
問い合わせは、お気軽にどうぞ。

絵を描くという旅。2023.4.10

鳥が描けました。「どこへ飛んでいこうか」不安な感じはなさそうです。 ほう、不安は、少ないのだなあ。。自分の状況を振り返ってみれば、なるほど。。
らくがきのように、自由な線は、心の散歩をさせてくれる。 下手に描く、のは面白い。 アタマは使わない、どこを使うかというと。 どこも使わない。。 鉛筆とかサインペンとかは、持っているんですが。

何を描こうとかは、特に思わないで始めます。 始めちゃいます。。太いサインペンなんか、思い通りになかなか動かなくていい。何かを描こうとしなくていい。上手く描けなくて、引っ掛かる。線がにじむ。いいんです。 そこを面白がっていきます。。

誰かに見せるための絵ではないのです。ココロの旅が始まります。。 実は気づいていたものが現れます。占いより実際的です。

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絵を描くという旅。2023.4.6

アトリエを開いて気づいたのは、手早く筆を動かす人が多いなあ、ということ。 私も昔、そうだったんですが。集中が、深まって自然に手が動き出したら、それは自然なんだけど。たとえば、美容室に行って、ちょっと短くしたいんですが、と言ったら、美容師さんが、もうハサミを持っていて、ではこのへんをチョキチョキ、と始めたら、かなりせっかちな美容師さんでは? 落ち着いて話を聞いて、顔の輪郭との相性や、髪を少し動かしたときの雰囲気を確認してくれて、こんな感じですか?と聞いてくれる美容師さんが、安心ですよね。絵をかくときも、どんなふうに始めたいか?と自分に聞く時間、大事だと思います。
いや、実は。 私も、その昔、キケンなモードで美大受験に励んでいたので、入学後しばらくは、何を描きたいか感じる前に、手を動かしてしまう。。描きたい絵がわからないという、困ったことになってました。受験モードの絵は、描けるんですが。。しかも、更に良くないことは、受験=経験とカン違いしてました。

描きたい絵を、丁寧に感じて描く経験が、本当の経験ですよね。。 この頃、図書館で、アンドリュー・ワイエスの画集を見て、ものすごく感動して、同時にすごくショックだった。こういう世界に、自分は行こうとさえ、ぜんぜんしてない。。遅くたっていい。遅い方がいいときが、ある。手際よくなくていい。 もっと大事なことがある。 長いこと、優等生的に進んでいくのが何か近道のように考えていた。そんな信条は、誰かに利用されやすかったし、利用されたし。おとなしく従えば、幸せに近づくと、どうして思っていられたんだろう?! ロックな気分というのは、この辺の怒りなんでした。

針金のリースから、リボンの芽がゆっくり勝手に、生えてくるイメージ。生えていく芽の気持ちになってリボンや紙きれを結んでいたと思う。アトリエで提供したいのは その人自身の感情・感性が動いて、材料や、色に向かうこと。約束されている完成はない。その人の感情が動き出せる環境をつくること。
絵を描いてみませんか?Zoomでのアトリエを始めました。

絵を描くという旅。2023.4.4

アトリエでは
作品の完成よりも、自分の感性のプロセスを大事にしています。

今回は、実は、ロックな気分で作り始めました。

 優等生的なふるまいの、いちいち。。
そういうものを叶えるために自分がいるのではない。。
自分の軸は自分が決める。。

 きれいに美しく、とか無視!
どこに飾っても使いやすい、とか無視!
壊れにくくしっかり、とか無視!です。

 
でも、出来上がって、娘たちが昔作ったリースの上の重ねたら、
意外にいい感じなので、ここに置こうかな。。
ロックなはずだったんだけど。。



絵を描くという旅。2023.3.28

春先になると、ビーズで遊びたくなります。 小さい画面(5cm×5cm)に貼り付けて細かいビーズで遊んでみました。 今日の自分はこんな感じ。ボンドで小さいビーズがしっかり止まるのが嬉しかったのです。可愛くて買ったけど、そのままだったレースリボンの端切れも、初めての出番が嬉しい。

捨てられないビーズや ペンダントトップ、片方だけのピアス、等々手元にあって、手放せないモノたち。そんなモノたちで作品を作りませんか?描きたいもの、作りたいもの。そこには、もう大事な意味があるはず。。

センスに自信がないという方は、実は、自分の作品がイマイチ!になったときに ちゃんとイマイチを感じている。。 これはちがう、と感じるセンスがあるということなんです。

そういう時に、参考にしたい写真やイラストがヒントになります。 そこを展開するヒント、アトリエもお手伝いします。ほんのちょっとしたことで、素敵な気配になったり、深い雰囲気になったりします。
必要なら アトリエにあるビーズや画材なども使っていただいて、作品の彩りにしてください。気のむくままに、気のすむように、何か作ってみませんか?

絵を描くという旅。2023.3.24

「怒り」は、爆発させないのが、大人なのだ、と思ってきた。
でも、胸の底の熱量をはかるのは大事。
その辺を感じながら、色をおく、線を引く。

感情をないがしろにしない。
「怒り」描いてみませんか? 100人いたら、100種類の怒りがある。。 激しい表現も、静かな表現もあるはず。 深い怒りのモト、何層にもなってるかも。 前にもこんなことあったような?
そこまで辿り着いたら、出来事全体の見え方が 少し変わる。
やれることが見える。

絵を描くという旅。2023.3.17

模写をしたいというお客さんがいましたので、アクリル絵の具で模写、やりました。アトリエのメニューにはない、「模写」でしたが、楽しかったんです! その方が良いなあ!と感じたところが絵になればいいのだ、と思ったのです。なので、模写の大変なところははぶいて、その方の描きたいところにフォーカスしました。
模写は、勉強としてやると 構図を写し取るところから、 作者の意図を丁寧にくみ取っていく。慣れないと下描きだけで、疲れてしまいがちですが。また、そこに取り組むのが、いい勉強になるんですが。でも、そうではなくて「この絵の大好きな部分を描きたい」という、楽しいとこどりの希望ですので。いいじゃないですかーー!やりましょう♥️

というわけで「勉強」部分はカットしました
いい絵だなあ、思うときは、その絵の構図の魅力が意外に大きいので、そこを手抜きすると、魅力が減ってしまいます。 構図は大事なところです。 それを短時間で解決するには。キャンバスサイズの枠を作ってプリントアウトした絵の上に重ねて置いて、構図を決めてもらい、少しはみ出したりしたところは、切って移動する。 プリントアウトした絵なので、自由自在です。アナログなやり方ですが、誰でもできるやり方です。 構図が決まったら、それをキャンバスに、写し取りますが、トレーシングペーパー欲しいね?というお話になり、何かないかと考えて、クレヨンで簡単トレーシングペーパーを作ったら、上手くいきました。細かなトレースができなくても、だいたいの形が描けたら大丈夫です。足りないところは元絵を見ながら、鉛筆で描き足していきます。
サクサクと、鉛筆の下描きができたら、下塗りです。 最初から、完成の色で描いていくより、下絵に別の色が何層かあると、いい味わいが出るので おすすめです。  

コツは、「完成の色の反対の色で下塗りする」。反対の色って、なんでもありなんですが。完成の色が明るい色なら、暗い色で。輝いてる色と思うなら、くすんだ色で。下塗りするときは 森の手触りをイメージしながら、色を塗っていく。水平線まで海面を感じながら塗っていく。夕焼けの空を感じながら塗っていく。筆使いの呼吸の静かなちがいが生まれます。それが絵の中にあると3種類のリズムが絵の中の豊かさを増幅してくれる。見ている人もその豊かさを感じる。 下塗りが始まると、急に絵が深みを持ちました。 この日は、途中で時間が来て終了しました。でも、ちゃんとその方の絵になってきていますので、その方のお家で、この続きを描いていくことになりました。アクリル絵の具は水彩ぽく使えるのに、どんどん重ねて描いて行けるのが楽しいところです。 わからなくなったら、元絵を見て、良いなあ!と思った感じを思い出してくださいね💗
写真は、お客さんが模写をしている間、私が描いていた絵です。
私も楽しかったー💗

絵を描くという旅。2023.3.13

水彩の黒と黄色です。 なかなか激しい配色です。 ポトンと落として並べたら、気持ちにぴったりくるんじゃないかと。
書道の時のような集中。
でも、他力本願のような。。

2枚目は、残った絵の具で描きました。
というか、絵の具を水たっぷりつけて、画用紙の上で流して遊びました。
滲んでいく絵の具を見ているのは瞑想っぽい感じでした。

おかげで、一息ついて、さて寝ようかな、という気分になりました。
上手くいかなくても、しょうがない、勝手に流れてるんだから。
これは、水遊び。。
乾いたあと、こんな絵ができてました。。
頭の中がぎゅうぎゅうになったときの水彩、いいもんです。

絵を描くという旅。2023.3.10

いろんな言葉が、光のように、香りみたいに、ホコリのように、花粉のように飛んでいるのを猫が見てます。最初、猫は、ピンクでした。でもちがうな、そんな100%ハッピーではいられない。。黒を塗って、落ち着きました。
家にいた毛足の長い黒猫を思い出しました。抱っこが嫌いなネコだった。。たまーに膝に乗ってくるんだけど、背中を撫でると、「さわんな」って顔してたなー。。目から描き始めたのでした。その周りをモヤモヤと描いているうち、ネコっぽい形になりました。モヤモヤを描くときは、パステルがいいなあ。。ネコの気分、見ているモノ。。
ネコは見ていた、って絵本があったような気がしてググったら「猫は生きていた」(作・早乙女勝元作、絵・田島征三)でした。東京大空襲のお話です。子供のころ読んで、心底怖くなったのを思い出します。田島征三さんの絵は、胸を打ち抜きます。。忘れてましたが、そのお話の最後の最後に、ネコが登場していたんでした。どんなネコだったか。。たしか、小さな子ネコでした。

叱責する人は。。2023.2.19

あるところで叱責される、という場面がありました。思い出しながら絵を描いてみました。 描きながら、軸のレッスンだったと思いました。軸がある、というのはこういうことか。やっと感じだしているのかもしれない。

叱責しようとする人がいる。そして、その人の感情は、私とは別のものなのでした。こんな時、以前は嫌われるのが、ただ怖かった。 すると、なんとか寄り添わなくては、と焦る。。 または、もう全部おしまいかも、と絶望する。。今は、嫌うのは向こうの勝手だ、と思う。 寄り添いたい気持ちも、絶望もなくなったわけではないけど、だいぶ小さい。選択肢のひとつ、なのだった。

それしか答えがないと、かなり難所の山道を行くようなことだけれど、そうではない、のでした。腹は立ってない。選択肢があれば、腹を立てる理由がない。私が誤解されてるわけではないし、脅されてるわけでもない。ささいなやり方を訂正すれば、いいだけのはず。。その方が最近、怒りっぽいのは この春の人事異動が影響しているのでは? と横つながりミーティングで話題でした。

写真は、叱責する人を、描いてみました。描いてるうち、テーマが変わりました。その人は「大変なプレッシャーと戦っている人」なのでした。ここまでくると、もうひとつ転換して。これは、私の母であり、私だ。。娘たちを叱ってたとき、こんなだった。あのプレッシャーは、どこから来ていたか。。いいお母さんは、そのプレッシャーと対峙できる人なんだなあ。。次、生まれたら、課題はそれだ!ごめんね、娘ちゃん。。

今回の件で、私は実は平気というわけでもなくてそれなりにプレッシャーを感じたんです。でも、そのおかげで、しばらく考え中だったアトリエ ハーフ・ムーンのZOOMでお絵描きを立ち上げなくては、と思い立ちました。このパートが、いつクビになっても、そんなには慌てないでも済むように、です。怪我の功名♪

ZOOMでハーフ・ムーンお絵描き、始めまーす!2023.2.17

気になるテーマを描いてもいいですし、テーマ無しで、ただ描いてみたい、のもOKです。画材は、えんぴつ、ボールペン、サインペン、の黒一色でも。パステル、クレヨン、色鉛筆なども。身近にあるものでOKです。紙は、なんでも大丈夫。ノートでも、メモ用紙でも、画用紙でも、コピー用紙でもOK.大きさは、10㎝×10㎝から、A4くらいの大きさが、3枚あればOKです。水彩は、画面を立てたときに絵の具が流れそうなので、やめた方が良さそうです。
2/20㈪、2/21㈫、2/22㈬、2/23㈭。
20時~21時、ZOOMで1対1、対面での1時間です(^^)。参加希望の方は、メッセージください。レッスン代は、1000円。入金は、PAYPAYでお願いします。メッセージいただきましたら、PAYPAYのアドレスとZOOMのアドレスをお知らせします。
何かを描きたいわけではなく紙の上で、ただパステルを動かしてみました。実は、そういえば。少し、落ち着かない日でした。描いてみれば、職場でのあれやこれやを思い出し。自分は、けっこう冷静だったのだ、と気づく。冷静でなくなったのは。。あの温度差は。。あれは、叱りつつ、励ましのつもりで終わらせたのかも??などなど、発見あり。記憶はいろんな情報をもっているのだなあ。。

初めて描いた絵本ができました。2023.2.6

●いしだ絵本さんから直接購入できます。1540円(消費税込)で送料無料です。いしだえほん-石田絵本株式会社公式ページ・絵本紹介で、タイトル名「ニェコのサンバ」で検索して、購入ページへどうぞ。

https://p-books.jp/ehons/ehon/

しばらくは、絵本紹介のトップページの絵本の中に置いてあるようです。

●Amazonのkindle版は、100円です。スマホで見ると、細かな表現はわかりにくいかも、でも雰囲気は伝わるかな?実際の絵本の大きさは、A5判148×210mmです。

作品紹介文です↓
『気づけば、サンバと出会って、もう10年以上経ちました。汲んでも汲んでも湧いてくる泉のようなリズムの海。。そこを泳ぐ面白さを実感する日々です。

 このたび、不思議なご縁のおかげで、この絵本を描くことを思いつき、なんとか完成にこぎつけました。サンバを演奏する楽しさ・面白さを表現したい!と思いながら絵本を描くのは、楽しかった!!そして、とても描ききれるものではない!と気が遠くなりもしましたが(笑)。

 サンバの海に入ったおかげで、私の人生は、なんと鮮やかになったのかと思いました。出会いに感謝!です。そんな気持ちがうまく伝わったらうれしいけど、どうかな~?!』

勢いに乗って、何のじゃまも入らず、描けました。実は、最後のページ、気に入ってます。。 文字のない絵だけのページです。「いい演奏に入ったとき、こんな感じがする。打楽器の音じゃない音が、聞こえてくるんだよ」と、ニェコが言ってました。。

サンバ仲間に、打楽器じゃない音のお話をしたら「あ、自分もそれ聞こえてくるよ!」と。 みんな、何かが聞こえてくるらしいです💗

気になる方はぜひ、買ってみてね!

絵を描くという旅2023.1.15

ああ、そうか、と思ったとき、
こんな絵になりました。 文章を書いていて、なにか書き足りないなあと
思うときにも、描いてみます。

現れる色に励まされたり、自分の嬉しさはこんな感じかー、と思ったり。描くのは、自分をハグするようなことかも。

Zoomでのアトリエを準備中です。

40分という時間で、旅を味わうやり方、模索中です。

もちろん、実際のアトリエでも、絵を描いてます。最近は、メニューというより、描いてみたいことから、始まることが多いです。絵を描くということは、自分を旅することですから、深まる色や形、自然に現れてきます。

今年、あなたの深い希望は何でしょう。。描いてみませんか?

絵を描くという旅2023.1.1

あけましておめでとうございます。
無心に描いてみました。私は、年はじめに、何を感じているのだろう?

占いのようでもありますが、自分に聞きながら描いていきます。

浮かんできたのは、もっと安心していい、というような気持ちでした。

慌てても慌てなくても、答えはやって来る。。

それなら、もっと、よーく見ていくこと。。

良い1年になりますように。

絵を描くという旅。2022.12.27

ある人とお話したら、 その日、いつもより穏やかに過ごせました。 あの人と話すと、落ち着くなあ。。 その感じを描いてみました。
こんにちはと、おじゃました時から、こちらの呼吸と姿勢を感じて、そこに居るのでした。実は、持病もちの連れの咳き込みが、急に辛そうなことになっているので、診てもらったんですが。

玄関で靴を脱ぐ様子を見ながら、腰、痛いんですか?と聞いてくれます。腰、歪んでますものね。。こちらが返事をすると、じっと聞いています。説明が足りてるか心配になりますが、まずは、うん、とうなずいて、こういうことかな?と確認する声が自然なのです。 この人は、こうやって勉強してきたのだなあ。。と、ふいに思いました。連れも、その雰囲気に伝わって自然な感じで受け答えしています。おお、こんなに落ち着いて話す人だったのかと思いました。
こちらへどうぞ、と診察室へ通されますが、診察は、玄関から始まってたのでした。

しばらくすると、こんにちはー!と玄関に人が来ました。次の患者さんです。ちょっと待ってくださいねー!と、玄関に向かって返事してます。 じゃあ、車の中で待ってますねー!治療院の駐車場は1台分しかないので、そこが空くのを待ってます、ということだ。
気持ちのいい会話です。患者さんがへりくだるのではなく、先生が威厳をつくるわけでもなく。ただの、必要なやりとり。 それを丁寧にできるのがありがたかった。なんというか、自分を大事にする感じ。お互いの呼吸をそのままに、自然のままにしていく感じ。
別の言い方をすれば マウントをとらない、のだ。。 マウントは意味がない。 何かあったら、かわすだけでいい。。 だからこちらも、マウントを取られたらどうするかを考えなくて済むのだ。。 マウントには、大きいのから小さいのまでいろいろあるけど。 マウント、いらないね。。 マウントという出汁のない会話。いいじゃないか。。
終わって外に出たら、先ほどの患者さんが車の中で待っておられたので会釈したら、丁寧な会釈が返ってきた。丁寧なやりとりは、こうやって伝わっていくのだなあ。

絵を描くという旅。2022.12.26

 苦手なことがあった。 どんな風に苦手なのか、カラダでどう感じてるかを描いてみる。ざわざわする。大きなオタマジャクシが、狭い水たまりにたくさんいるのを見ちゃった!みたいな、ざわざわする感じに近い。オタマジャクシには、それなりの呼吸があってそうやって生きてきたのだし。。だからなんだ、 という言葉が浮かんできた。

このまま行って、最悪の事態はなんだろう? 考えてみる。。 驚いたことに、なんにも起きない。。うん、起きない。。 なぜなら対立はしていない。どうしても無理なら断ればい。角の立たないいいわけもある。 だから、大丈夫。
オタマジャクシは事情が解れば1匹、2匹と、 水たまりから小川へ移動するだろう。私は、それを見ているだけでいいのだった。

苦手なものは、絵に描いてみたら、思ったより大ごとではないのがはっきりして。言葉にしてみたら、オタマジャクシが出てきて 小さな生き物のイメージになりました。
絵を描くことは、セラピー&カウンセリングの効果があるのです。

絵を描くという旅。2022.12.22

モヤモヤするんですがそれが何かはっきりしない。最近のカラダの調子から描いてみる。この何日か風邪気味だったのでおへその下あたりにホッカイロを貼る。100均でふわふわした靴下を買ってみたらなかなかにあったかくて良い感じ。首も薄手のマフラーを巻く。おかげで、風邪は治りました。手は、タイコの練習も出来ているし、仕事もやってくれている。よしよし。と、カラダの不調は大丈夫と確認して、さてモヤモヤです。

モヤモヤ、描いてみます。横に流れる線を描く。。波、川、渦巻き。。モヤモヤはなんだろう。滞ってるコミュニケーションが、ひとつあるけど。これは、人の手を借りることにしたのだったな。。きっと、ひとつ進むだろう。進んでない、動いてないものは?そういえば、まだ、手をつけてないことがあった。Zoomでアトリエを開いたら、何が起きるだろう?その前に、Zoomを使えるようにならないと。いや、動き出しているものは、いくつもあった。それが、全部つながって動いてるのを、もっとちゃんと感じたい。まだ形になっていなくても始まっていることがあるのだから。。感じていくために、何をすればいいだろう?


見えなくても大事なこと。。絵を描いていくと、出来てるからOK、出来てないからダメ、というような二択から、離れた位置がわかります。
モヤモヤには意味がある。。無理しないで、そこから何を始めたいか。絵が導いていきます。絵を描きながら、ふいに浮かぶ言葉に耳を澄ませます。そこに本音があり、ヒントになります。

絵本作りのため、HP更新をお休みしていましたが、再開です!

この1カ月、絵本作りに勤しんでいました。 縁があって、始まったことでしたが、始めてみると、誰かに褒めてもらうためではなく、迷いなく思うままの表現に近づいていくことができて我ながら、驚きました。 誰かに褒めてもらうためではなく、今できるだけの美味しい料理を作ったので、よかったら食べてください!というような気持です。

絵本、完成は、少し先になりますので、またお知らせします。Amazonのkindleでも販売できる予定です。

良い絵を描かなくては、というプレッシャーから離れて、 こういうまとまった絵を描けたのは、このアトリエの やり方、気持ちと絵を同期させて描くということが、いつもできるようになっていたからでしょう。

描きながら、アトリエでお客さんの絵を深めていくやり方も、浮かびました。 人型の塗り絵から描いてもらっていましたが、そこに時間をかけて描いてくれた方が何人も、おられました。その塗り絵から深めていくやり方です。

なにしろ、そこにもう世界が現れているとしたら、それは何か?どんな気持ちか?自分にとってどんな意味があるのか?と問いかけながら、その日の方向を、その方と一緒に探していく。。 それが、感じていることを探求する、いいスタートになるんではないかと思うのです。 考えてみれば、あたりまえですよね。 すでに、自分を塗り絵の中に表現しているんですから。。せっかく熱心に人型塗り絵を描いてくれた皆さんがいたのに、惜しいことしちゃった。。また描きに来てくださいな。今なら、もっと素敵な時間を発掘できますよ!

モヤモヤする人間関係を描いてみる。

朝晩は、めっきり涼しくなりました。自分の周りの人間模様。色で描いてみませんか?
自分が何を感じているか。ちゃんと味わう。大事なヒントに出会います。これは、占いではなくていつもとちがうルートで自分を整理していくことになるんですけど。
で、何かを、発見するコツは、考えないで、気楽に気楽に描くこと。どちらかといえば、いいかげんに。子どもの時のらくがきみたいに。たよりない線もアグレッシブな線も面白いですよ(^^)写真の絵は、先ほど描きました。私の身近な3人の関係を描いてみました。私は右下のほわっとしたオレンジです。最初は、点が3つあるだけの絵でした。この3人が何を大事にして何でつながっているのか。。3人を思い浮かべながら描けばなるほど、と思います。そこに加われないのを悪いなあと思っている自分(!)でも、加わって何をしたらいいかわからない。ということは、つまり。。今のところは私は、ほわっとしてていいのだ。ほわっとしながら、つながれば良し!自分のできるつながりを大事にする。。3人に作られているベースを感じながら。。

絵を描くことはセルフカウンセリング。その効果は?

効果について、わかりやすい説明を考えていましたが、その返事のひとつになりそうです。

絵を描くときに、ある状況を雰囲気、温度、匂い、広さをのイメージを丁寧に思い浮かべていきます。 そのイメージは、快でも、不快でも。両方あるかもしれない。

 世間や、誰かの意見ではなくて自分の素の感覚から始まるということ。 自分のそこに、戻って、改めて感じること。 これが、自分の感覚とぴったりの感じが現れたらそこが、スタートです。素の自分と、向き合っていく、スタートになります。嫌なイメージのときは、辛いので、無理はしない。

 私は今回「息苦しくなるスーパーの雰囲気」を描いてみようとしたのですが、クレヨンとかで塗りつぶすのは、しんどかったので、色のついたテープと色紙をペタペタ貼って、さっさと手短に、息苦しさを表現しようとしたのでした。 (描いたときの、ストーリーというか、気持ちの流れは、意外な方向に向かいました。Facebookのページに載せました。このページの一番下に、リンク貼ってあります) この「息苦しさ」も、ひとそれぞれだから、同じ「息苦しさ」でも、クレヨンで塗りつぶしたくなる人もいれば、何かを描き始めるまでに、すごく時間のかかる人もいるかもしれない。その人が、ああたしかに、こんな感じだったなあ、と納得できること。。

今回、2枚目の落ち着いた雰囲気を描くときは、ゆっくり丁寧にテープを使って、パステルを使って柔らかい色を出したくなった。気持ちのいい場面を描くときは、ちゃんと味わいたいのだなあ。。1枚目の息苦しさを描き切ったあとで、何か新しい気持ちがないか、発見はないか、よく感じていきます。何か新しい感覚があったあと、2枚目を描くと、これは新しい行動と結びつきます。新しいイメージが生まれるということはお腹が温かくなるような、確かな変化があるのです。自分で自分の感覚を認めていくことが、自分への信頼とつながっていくのではないかと思います。

今の自分をなんとなく描いているうち、ふだんは隠れてるテーマに気づいたら、そこに焦点をあてていく というのも面白そうです。 何が現れるでしょうか。。

いつものメニュー、 「今の自分」です。

もう、夏のおわりですね。絵、描いてみませんか?

手を慣らすための落書きを1枚描く。その後で、サインペンを1本選んで、ペンの重さを感じながら、動かしていく。静かな時間を始める。

 山のような線を描いた。そして横線を描きだす。何本も描いてるうち、もっと太い線で描きたくなる。パステルの青。少しづつ青を濃くする。海の中?漂っている?山を見ている。。?水の中にいる感覚を思い出す。海に入った思い出。波に揺られている。

 揺られながら、泳ぎながら、山に向かう。そんなイメージ。これは素敵で深い課題。。

 実は、描くうちに、具体的な課題と結びついたイメージだと思いました。でも、そっちは内緒です(笑)。海に入る。うん、悪くないイメージ。。💗これで行こう。

カウンセリングの手法でいうと、これは、フォーカシング、でしょうか。仮想体験だけれど、自分の深い感覚を味わうということは、自分を深く大事に思うこと、なのだ。自分は、もう大事なことをひとつ解っている。 そこと出会うのが、目的。絵は、それを思い出させてくれます。セルフ・カウンセリングしてくれます。

2022.7.14に描きました。「今の自分」です。

長い年月をかけて、一人の閉ざした気持ちが大きくなっていったこと。
その原因が、この国の政策と関連があること。
物事が、長い年月の間に、そういう結果を生んだ、ということ。

たくさんのことが、気持ちをよぎって、言葉がまとまらない。
なので、絵を描いてみた。

ふわふわと落ち着かないとき描いて、ひとつ落ち着く。

後で、気づくのは。
たくさんのひっかき傷と、たくさんの染みに見えてきました。
自分は今、こういう感じなのだな、と絵が教えてくれます。

どうすればいいのか、の前に、今、自分は何を感じているのかを
ちゃんと自分に聴くこと。
大事だと思うのです。

25歳女性の方です。 感想を、食べ物に例えて聞いてみたら、「給食で、たまに出てくるコーヒー牛乳みたいな感じ。ちょっとワクワクがある感じ」。 実感のあるコメントです💗。掲載許可も、ありがとうございます。

「現在・少し前・未来のイメージ」を描く予定でしたが、「未来」が浮かばない、ということでしたので、そこは無理しません。

浮かばないには、浮かばない事情があります。 本人が、まだ気づいてなくても。 浮かばない、ことも表現のひとつです。 なので、「現在」と「小学校時代後半」の、その間を描くことにしました。時間に沿って並べて見ると、ストーリーが感じられます。 私の感じたストーリーを話してみます。 本人が、それを修正したり、付け足したりしながら話します。

【現在】 「中央の丸いのが、自分かな。 青系が多いな。。」 いろんな青や緑が合わさって、深い色になっていきます。 【小学校高学年の頃】 黒を塗りたい、とのことなので クレヨンなら、真っ黒になるよ?と言ったら 「真っ黒、ではなかったんだな。。」 【中学校の頃】思い出の中の人物たちが、さらっと線で現れます。「そこと、しっかり、距離を取ってたんだな。やりたいこと、あれかな?これかな?も浮かんでいた」

もっと、フワーっと描きたかった、と言ってました。 アトリエとしては、手が動いた跡を味わってもらえれば。 呼吸が変わってくる。予想外の何かが現れてくる。 正解は、どこまでも本人だけが知っている。。 本人が、話したい範囲の、深さの、自分史。話す内容・描く内容はこのアトリエとの関係、そのものでもあるのでした。

「今の自分、すこし前、未来」です。「自分発見出来たようで貴重な時間でした。水彩の楽しさも教えて頂き良かったです。また機会があったら遊びに行きたいと思います」と感想をいただきました。

60代女性の方です。(掲載許可いただきました。ありがとうございます!)

左側の2枚が印象的でした。見れば見るほど、響いてきます。上の絵は、今(中央)・子供の頃(左側)・未来(右側)。ただの円ではない感じ。円が振動しているというか。。丁寧に、淡々とパステルを塗っていく。色そのものが、立ち上がってくる。。

左側下の絵は三角を水彩で描いてみたあとで、(三角の絵も、赤が鮮やかです!後で、民族衣裳の柄ぽいな、と思いました。きっと、Aさんの故郷の景色には、鮮やかな色があるんではないかな)もっと遊んでみようとお誘いして、水多めで描いてみてもらいました。描く、というより水と重力が、手伝ってくれる。そこに、自分も乗っていく。。絵の具が自在に混じりあっていく。それを、制御したり、追加したり。。ほんの、5分くらいで描いた絵ですが、ドラマを感じませんか?集中して時間をかけて描いた上の絵と比べても存在感は、負けてないのがすごいなあ。。上の絵には、手応えを感じて下の絵には、広がりを感じる。。存在感て、なんだろう。気持ちとぴったり一致してることかな。。いちばん右側は最初のウォーミングアップです。ふたりでかわりばんこに描きました。花と畑と海とクジラが現れました。

最後に、ヒト形の塗り絵を完成させて終了です。(一番最初に、ヒト形・左に始める前のカラダの感じを描いてもらってレッスンが始まりヒト形・右を最後に描いて、レッスン終了です)圧倒的に、右側の方がパワーあります。
出来、不出来ではなく、パワー♥️

「小さな振り返り」体験の感想です。
アトリエで体験していただいたので、ゆっくりウォーミングアップしながら始まりました。中央下のヒト型ぬり絵、右端が、私と一緒に描いた水彩での会話。左端と中央上の絵を描きながらどんな感覚を味わっていたかを、感想に丁寧に書かれています。いい時間でした(^^)。

 50代女性の方です。(掲載許可いただきました。ありがとうございます!)

色を塗るのは踊りと同じで、しっくりこないまま続けているとなんとも言えない消化不良感しか得られない。ん?と思ったら、すぐさま仕切り直す。この画材ではない、この色ではない、この描き方ではない。もう一度振り出しに戻り、感じ直すところから始める。そんなのつまらない、と思う向きもあるかもしれない。が、それは、その果てしない仕切り直しの先に得られる豊穣なものを、おそらくは経験したことがないからだろうと思う。
描くことでも踊ることでも、その豊穣は留まるところがない。無限に広がっている。その奥を私は知らないけれど、無限であることと、その奥が素晴らしいものであることはわかる。海の底の青い結晶、静孵化した鞭毛をもつ多数の生命、動生の動き、上昇死の動き、下降結晶と生命は同じもの描いているときは身体に任せているから、何を描いているのかわからないが、対話のなかから言葉が生まれてくる。そう、そう。そうだ。
最後に生まれたビジョンは、多数が多方面に飛び散りながらも全体はらせんを描いて昇る、巨大な竜のようなものだった。

おとな向けメニュー「小さな振り返り」写メ&メール体験後の感想です。
世間一般で言われる、上手い絵・下手な絵、というのは、このアトリエでは関係ありません。
どちらでもいいのです。描く時に、どれだけ素の自分と会話したか、なのです。

30代・女性の方です。(掲載許可いただきました。ありがとうございます!)
ありがとうございました。書いてみて改めて気がついたことがたくさんありました。周りに取り残されるのが辛いと思っていたのですが、反面ゆっくりしか伸びていけない自分のことをどこか受け入れつつあることには気がつきませんでした。
そして、もしかしたら抜きん出ることよりも、周りと歩調を合わせて進むことも大事なのかもしれないな、と思いました。
いい気づきを得る機会をいただきありがとうございました。

気になることを思いながら、何気なく描いた絵。そして、出てきた言葉の数々。それは、本当は気づいていた大事なことを教えてくれます。

50代・女性の方です。(掲載許可いただきました。ありがとうございます!)
気持ちをスッキリさせる機会をいただきました。【体験前】気持ちは、言語化されず、しかし、実は具体的な問題を抱えている。漠然としたモヤモヤみたいなもの【体験後】気持ちをあっさり簡単に言語化する。→それにより、自分の心の中を見渡す。→目の前に家族の問題がありつつ、+αで、ずっと漠然と考えている自分自身のライフスタイルについても再認識する。→気分や環境をリフレッシュしたくなる。久々に淡々とした日々の中で、彩りのある体験と良い刺激をいただきました。💕
上手に描くだけが、絵の役割ではありません。
今、ほんとうに欲しい色はなに?自分に聞く。
学校の図画工作にはなかった、そういう時間。
 
自分の心の深いところを
色や形が教えてくれるのを感じる。
ゆっくりと遊びながら近づいて行く。
 
そこに近づくとき、
それは静かなパワーになります。
近づけたという体感は、
自分の軸となっていきます。
 
ただ、描いてみたい、作りたい、遊んでみたい
おとな・子どもには、画材と落ちつける場所を。
 
絵、やってみたいけど
苦手なんです、という方には
遊ぶコツをお伝えします。
 
手ぶらで行って、そんな探求のできる場所、
提供したいと考えました。

 

私は美術大学を出たあと、10年以上、絵を描こうとは、全く思いませんでした。
あるとき、2歳の子がサインペンで、落書きしてるのを見て驚きました。
ぐーの手に握ったサインペンで、下から上にぐいぐい線を描いて、サインペンと画用紙を味わっている。。
それは、冒険のようでした。。そこから、新しい絵との出会いが、ゆっくりと始まりました。

自分の手に、パステルに、聞いてみる。どの色が気になる?どんな風に描きたい?
そもそも、ほんとうは描きたいんだっけ?(笑)。
そっと自分に聞きながら、サクサクとか、ゴシゴシとか、手を動かします。
わからなくなったら、止まります。。

丁寧に、イヤな色は避けて、好きな、気になる色を使ううち、何か見えてくるのです。
これは、急いでるときは、むずかしい。。
急ぐのがあたりまえのようになっているとき、この時間は、貴重です。
本心から好きな色に出会うとき、安心します。
安心を探せる自分て、いいものです。。

自分が何を好きなのか、見えにくいときは、忙しかったり、緊張したりして、感覚が固まっているのだと思います。
おとなも、こどもも、忙しいことが、あたりまえのようになってはいないでしょうか。。
すこしの静かな時間、好きな色、欲しい感覚を探す、そのお手伝いをします。
もちろん、どんどん描きたいよー!というときは、ご自由に。
そんな場所が、あってもいいじゃないか、と思うのです。

アトリエ主催・中村すみ代  1963年生まれ。武蔵野美術大学油絵科卒業。上智社会福祉専門学校卒業。イラストレーター歴4年。サンバ・パーカッション歴12年。振り返って考えてみると、私の出会った本当の学びは、ここには書きれないような、とても多くの出会いと別れの中にあります。そして、そんな財産は、誰の中にもあると思うのです。

描いて遊んでる動画、こちらに載せました。

描いて遊ぶCAFE、というタイトルで、描くことを遊んでいる動画です。

動画は、今のところ、16本あります。チャンネル登録していただくと、全部の動画が、まとまって見られます。
新しい動画が出来ましたら、更新します。

アトリエ ハーフ・ムーンのFacebookです。

これは編集画面用のサンプルです。

「プレビュー」から実際の見た目をご確認ください。

最初のころ、動画を載せることからはじめたんですが、最近は他の内容が増えてきて、動画を探すのが大変そうですので、動画のブロック↑を作りました。

絵に関係する投稿は、HPとアトリエ・ハーフムーンFacebookで、同時進行していく予定です。

そこに、日々の雑感を加えたのが、個人のFacebookです。

個人のFacebookのタイムラインにも、絵のこと、リズムのこと、コミュニケーションのことを書いてますが、最近ますます、それが表裏一体のものに思えてきました。興味ある方は、「中村すみ代」で検索してみてください。友人リクエストは、メッセージと一緒にお願いします。